【重要】Amazon「FBA手数料および販売手数料改定」まとめ(2021年6月16日改定)
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手数料や各プログラム、仕様の変更など…、日々目まぐるしく変化を遂げるAmazon。
既にAmazonより通知がありましたが、2021年6月16日よりFBA(フルフィルメント by Amazon)の手数料、および、販売手数料が改定されます。
今年は昨今のコロナ禍を考慮し、例年実施されている改定時期を延期し6月16日に実施が行われることになりました。
■今回改定される各手数料
FBAに関わる手数料と、一部カテゴリーの販売手数料の料金改定の以下3つです。・FBA配送代行手数料の改定
・FBA小型軽量商品プログラム手数料の改定
・販売手数料の改定
上記3点、一体どの項目がどう変わるのか?
2021年6月16日より改定される各手数料の変更点を比較表を交えて、各項目ごとに解説していきます!
目次
FBA配送代行手数料の改定
今回、FBA配送代行手数料について、FBA配送代行手数料の値上げと値下げ両方の改定に加え、FBA配送代行手数料の算出における梱包重量の加算の撤廃や、標準サイズ区分1の対象寸法の拡大、大型サイズの最長辺のサイズ条件の撤廃なども含まれています。
具体的には、以下の改定が行われます。
■「FBA配送代行手数料」改定の詳細
・小型サイズ(25cm × 18cm × 2.0cm未満,250g未満)のFBA配送代行手数料:
商品1点あたり8円引き上げ・標準サイズ区分2(60cm未満,2kg未満)のFBA配送代行手数料:
商品1点あたり13円引き上げ・標準サイズ区分3(80cm未満,5kg未満)のFBA配送代行手数料:
商品1点あたり47円引き上げ・標準サイズ区分4(100cm未満,9kg未満)のFBA配送代行手数料:
商品1点あたり55円引き上げ・すべての特大型サイズ(200cm未満~260cm未満,50kg未満)のFBA配送代行手数料:
10%引き下げ・FBA配送代行手数料の算出における、梱包重量の加算を” 撤廃 “
・標準サイズ区分1の対象寸法:
「33 x 24 x 2.8cm」から、「35 x 30 x 3.3cm」へ拡大・大型サイズの、最長辺のサイズ条件を撤廃
参考元:Amazon 出品者のヘルプ 2021年FBA配送代行手数料の改定(Amazon.co.jp)
以下、今回改定対象となる項目を「旧料金体系」と「新料金体系」で比較してみました。
赤文字が改定箇所になります。
小型・標準サイズ
「小型・標準サイズ」は、配送代行手数料の値上げ、対象寸法の拡大が改定ポイントになります。
大型サイズ
「大型サイズ」は、今回改定はありません。
特大型サイズ
「特大型サイズ」は、全ての区分において配送代行手数料が「10%引き下げ」が改定ポイントになります。
商品サイズ区分
また、今回のFBA配送代行手数料の改定と併せて、大型サイズの最長辺のサイズ条件が撤廃されます。
これまで『最長辺』が基準を超えているが故に、特大へ分類されてしまっていた商品も、今後は『重量』と『寸法』の2つの指標のみで商品サイズを分類することができるため、手数料の削減に役立ちます。
小型や標準サイズでの販売手数料の値上げは心苦しいですが、今回は超大型手数料の値下げや、大型サイズの最長辺のサイズ条件の撤廃など、出品者にとってメリットとなる改定もあるため、大型や超大型商品のFBA導入に悩まれている場合には、これを機にFBA利用の導入を検討されることをおすすめします。
注意点
FBA手数料の改定は、【 2021年6月16日出荷分 】より有効になります。
FBA配送代行手数料は、Amazonフルフィルメントセンターから商品が出荷される際に算出、及び、請求される仕組みとなっています。
つまり、2021年6月16日より前に注文された商品の場合でも、2021年6月16日以降に出荷される場合には新しいFBA手数料が適用されるため、お気を付けください!
FBA小型軽量商品プログラムの手数料改定
FBA配送代行手数料の改定に伴い、「FBA小型軽量商品プログラム」の手数料も改定されます。
「FBA小型軽量商品プログラム」とは、小さくて軽い商品を対象としたプログラムで、規定のサイズ・重量内であれば、通常のFBA手数料より配送代行手数料が安い点が特徴です。
「FBA小型軽量商品プログラム」については以下記事もご参考ください⬇︎
具体的には、以下の改定が行われます。
■「FBA小型軽量商品プログラム」改定の詳細・FBA小型軽量商品プログラムの料金体系:
通常のFBA配送代行手数料の2つの料金帯に合致させ、①小型サイズの手数料を引き下げ、②標準サイズ区分1の手数料が引き上げられる。・FBA小型軽量商品向けの商品ラベル貼付サービス:
オプションサービスとして利用可能になる。
FBA小型軽量商品向けの商品ラベル貼付サービスの手数料は、商品1点あたり10円。・特に指定がない限り、その他の手数料(販売手数料、在庫保管手数料、返送/所有権の放棄手数料など)は引き続き請求される。
参考元:Amazon 出品者のヘルプ 2021年FBA小型軽量商品プログラムの手数料改定(Amazon.co.jp)
これまでのFBA小型軽量商品プログラムでは、小型と標準1で手数料は同じ料金体系でしたが、今後は、小型と標準1とで細分化された別々の手数料が設定されるため、小型サイズの商品の出品者にとっては嬉しい改定となります。
また、これまで商品ラベル貼付サービスは、FBA小型軽量商品の” 対象外 “でしたが、改定後はオプションサービスとして利用可能になります。
小型/標準サイズ商品では、商品ラベル貼付サービスの手数料は現在20円で設定されていますが、FBA小型軽量商品については、商品1点あたり10円となるため、商品ラベルが必要&要件を満たしている商品については、これを機に利用してみても良いでしょう。作業効率化に有効な手段となるかもしれません!
販売手数料の改定
販売手数料は、登録している商品のカテゴリーによって異なります。
2021年6月16日以降、一部カテゴリーの「販売手数料」についても改定が行われます。
今回販売手数料の改定対象となるカテゴリーは、【楽器カテゴリー】です。
楽器カテゴリーの販売手数料は、2021年6月16日以降、これまでの8%から10%に引き上げられますのでご注意ください。
参考:Amazon 出品者のヘルプ 2021年販売手数料の改定(Amazon.co.jp)
なお、販売手数料に関する補足情報として、現在「販売手数料割引プロモーション(2022年2月28日まで)」が実施されています。
Amazonが指定する対象カテゴリーにおいて、販売手数料率を引き下げる期間限定のプロモーションですので、新商品企画などにお役立てください。
「販売手数料割引プロモーション」についてはこちらの記事をご参考ください⬇︎
まとめ
2021年6月16日以降、FBA配送代行手数料の改定をはじめ、特にFBA利用の出品者負担が増します。
しかし、FBAの利用は売り上げ拡大に必要不可欠な要素であり、AmazonとしてもよりFBAを有効的に活用してもらえるよう、FBA関連のプログラム促進や物流倉庫への投資を継続的に行っています。
FBAが売り上げ拡大に必要不可欠な要素についてはこちらの記事をご参考ください⬇︎
FBA関連のプログラムとして以前よりパワーアップを繰り返し実施継続している「FBA新商品特典プログラム」は、FBAをより手軽にご利用いただくためのAmazon出品者向けプログラムです。是非チェックしてみてください!
今回の手数料改定でFBA利用や新規の導入検討に消極的になるのではなく、「FBA小型軽量商品プログラム」や「FBA新商品特典プログラム」といったお得なプログラムを併せてご活用いただき、FBA手数料のコスト減を図りながら、FBAの導入や検討にお役立て頂けますと幸いです。
「FBA新商品特典プログラム」についてはこちらの記事もご参考ください⬇︎
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