Amazon「定期おトク便レポート」活用していますか?レポート出力方法解説!
こんにちは!
国内初のAmazon専門コンサルサービスを展開しているアグザルファです!
アグザルファブログではAmazon専門コンサルタントがAmazon出品に役立つ情報をお届けしています。
Amazon出品者の皆様は「Amazon定期おトク便」を利用されていますか?
「Amazon定期おトク便」について簡単に説明すると、購入者が選んだ商品を定期的に届けてくれるサービスです。
定期購入することで通常の販売価格よりも5~10%割引されるお得なサービスで、筆者もお米やお水などの重い食品、洗剤やティッシュペーパーなどの日用品を「Amazon定期おトク便」で長年利用しています。
2009年から開始している長寿サービスでもあるので、ユーザーからの需要も高いと言っても良いでしょう。
「Amazon定期おトク便」もっと詳しく知りたい!という方は、コチラの記事もご参考ください⬇︎
さて、「Amazon定期おトク便」をすでに導入している出品者の皆様、普段どのように「Amazon定期おトク便」を管理されていますか?
定期おトク便のレポートとかないのかな・・・?
と思ったことはありませんか?
実は・・・定期おトク便にもレポートがあります!
そこで今回は、Amazon定期おトク便を導入している出品者の皆様が参考にできる「定期おトク便レポート」の見方、使い方を解説いたします!
目次
定期おトク便レポートとは?
「定期おトク便レポート」とは、定期おトク便を登録しているユーザー数、定期おトク便で発送された商品数、欠品率、販売価格や割引率などの平均値を「週単位」で出してくれるものになります。(※1日単位では出せません。)
レポートの出し方は後ほど解説いたします、まずはレポートの種類から!
定期おトク便レポートは2種類あります。
①パフォーマンスレポート
②予測レポート
簡単に2つのレポートの違いをご説明すると、
①パフォーマンスレポート= “過去”のレポート
②予測レポート= “未来”のレポート
というイメージになります。
この覚え方がかなり重要なので、この先読み進めていく中にも何度か登場してきますので、覚えておきましょう!
さて、ここからはさらに詳しく2つのレポートについてお話しさせていただきます。
パフォーマンスレポート(過去のレポート)
パフォーマンスレポートとは、商品(SKU)ごとに定期おトク便で発送された個数、欠品率、販売価格や割引率などの平均値が確認できるレポートです。
データが取り出せる期間はレポート出力時に設定した週から過去4週間となります。
ここの過去4週間という期間は固定ですのでご注意ください。
次にパフォーマンスレポートを使ってできることをご紹介します。
パフォーマンスレポートを使ってできること
・商品ごとの定期おトク便での発送個数の把握
・レポートを出力した日までの商品ごとの定期おトク便の登録者数
・発送個数と販売価格の平均値を使って、定期おトク便でのおおよその売上が出せる
・商品別に割引率が出せる
・商品別に欠品率が出せる
「今までこの商品が定期おトク便で売れ行きが良いから継続しよう」
「この商品は実績がそんなによくないから定期おトク便をやめよう」
など、今後の定期おトク便での販売戦略を練るための分析にうまく利用できるレポートです。
一方、確認できない点もあります。
・定期おトク便の周期の中で、どの周期が一番登録されているかは出すことができない(※1)
・レポート出力設定日から過去4週間の数値を出せるが、設定日がどのくらい先まで遡れるかは実際にレポートを出力してみないとわからない
・その週に発送された個数の中で、どれがどの周期で登録されてるかはわからない
(※1)購入者が選べる定期おトク便の周期は「週ごと」「月ごと」の大きく分けて2種類あり、「週ごと」は2週間~8週間、「月ごと」は1か月~6か月の中で選べます。
デメリットは3つ挙げましたが、最大のデメリットは周期に関しては一切情報が出てこないということです。
定期おトク便で出品している商品は、「購入者がどの周期(1ヶ月ごと、2ヶ月ごと…)で登録している人が多いのか?」「男女比や年齢層は?」といった、購入者に関する情報は一切レポートに出ません。
これは、このあと解説する予測レポートでも同じです。
定期おトク便のレポートはあくまでも、商品の発送個数や販売価格を知るためのものということになります。
予測レポート(未来のレポート)
予測レポートとは、商品(SKU)ごとに指定した週から8週間後までの期間で毎週定期おトク便で発送される商品の予測出荷数が確認できるレポートです。
データが取り出せる期間は、レポート出力時に設定した週から8週間後までとなります。
パフォーマンスレポートと同様に、8週間後という期間は固定ですのでご注意ください。
次に予測レポートを使ってできることをご紹介します。
予測レポートを使ってできること
・商品ごとに8週間後までに予定している発送個数の確認ができる
・8週間後まで、毎週どのくらい発送するのか出せる
・商品ごとに現時点で8週間後まで登録してる定期おトク便の利用者数がわかる
冒頭でお話ししたように、予測レポートは未来の数値になりますので、FBAに定期おトク便を含めて在庫をどのくらい用意しておけばいいか、どのタイミングで在庫を納品するのがいいか、など在庫管理の計画が立てやすくなります。
在庫管理の計画が立てやすくなると、Amazon出品者として一番あってはならない欠品を防ぐことができます。
そうすると欠品率も必然的に下がり、出品者として評価が下がることを防ぐことができます。
また、商品ごとに現時点で8週間後まで登録している定期おトク便の利用者数が出せるため、パフォーマンスレポート同様、この先定期おトク便を続けていくか否かの商品選定に役立ちます。
ただし、予測レポートで出る数値はあくまでレポートを出力した時点での予測の数値になりますので、レポート出力以降、登録をやめてしまう人の数も含まれているということは、ご承知おきください。
一方、確認できない点もあります。
■確認できないこと
・定期おトク便の周期の中で、どの周期が一番登録されているかは出すことができない
・レポート出力設定日から8週間後までの数値を出せるが、設定日がどのくらい先まで遡れるかは実際にレポートを出力してみないとわからない
・その週に発送された個数の中で、どれがどの周期で登録されてるかはわからない
デメリットはパフォーマンスレポートと同様になります。
購入者に関する情報は一切出せず、商品に関する情報のみ出すことが可能です。
定期おトク便レポートの出し方
続いて、定期おトク便レポートの出し方を解説します。
パフォーマンスレポート、予測レポートともに出し方は同じ方法で出力できます。
①【セラーセントラル>レポート】にカーソルを合わせ、【フルフィルメント】をクリックするとAmazon フルフィルメント レポートの画面に入ることができます。
②左側メニューの【「Amazon定期おトク便」パフォーマンスレポート】または【「Amazon定期おトク便」予測レポート】をクリックします。
③【イベント開催日】にレポートを出したい期間の第一週目にあたる日を入力します。
※注意※
定期おトク便レポートの週カウントは「日曜日始まり」です。
仮にレポート出力期間の設定で、日曜日以外の日を設定したとしても、自動的に入力日の週の日曜日以降のデータが出力されるようになっています。
(例)2021年1月1日(金)をイベント開催日に入力した場合に出るデータ
・パフォーマンスレポート:2020年12月27日(日)の週~2020年12月06日(日)の週の過去4週間分
・予測レポート:2020年12月27日(日)の週~2021年02月14日(日)の週の未来8週間分
④.csvまたは.txt形式でレポートをリクエストします。
⑤イベント開催日を入力する欄の下部に出力されたレポートが出てくるので、ダウンロードボタンをクリックします。
以上でレポートの出力は完了。
ぜひ、今後の運用にお役立てください!
まとめ
今回はかなりコアな「Amazon定期おトク便レポート」の詳細について解説しました。
定期おトク便レポートは、購入者固有の情報が取れませんので、マーケティング観点でいうと情報が乏しい側面もあるかもしれませんが、パフォーマンスレポート(過去のレポート)と予測レポート(未来のレポート)をうまく使い分けることで、Amazonにおける今後の販売戦略を立てるときに有効に働きます。
ぜひこれを機に「Amazon定期おトク便レポート」を活用してみてください!
アグザルファブログが皆様の参考になれば幸いです。
今後もAmazon出品者の皆さまをはじめ、有益な情報を発信して参ります!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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