【便利機能】Amazon配送設定の自動化について解説!
こんにちは!
国内初のAmazon専門コンサルサービスを展開しているアグザルファです!
アグザルファブログではAmazon専門コンサルタントがAmazon出品に役立つ情報をお届けしています。
皆さんは配送パターンを作成する際にこんなことを思ったことありませんか?
「配送所要日数がややこしい・・・」
「配送地域に対する配送所要日数がわからない・・・」
自社ECストアを運営していたり他モールでの出品・出店をしている場合は簡単な設定かと思いますが、Amazonが初めての出品の場合だと大変ですよね。
そんなあなたに朗報です!
遂にAmazonで配送設定の自動化が可能になりました。
そこで今回は配送設定の自動化の設定方法から注意点を解説させていただきます。
それでは今回もよろしくお願いいたします。
目次
配送設定の自動化の概要
冒頭でも触れましたが、配送設定を自動で調整することができるようにななりました。
この機能を使うことで、各配送地域に対して、正確な配送地域と配送所要日数を設定した配送パターンをすばやく作成することができます。
本機能では、出品者が利用する配送業者が提供している配送サービスの正確な配送所要日数を適用し、発送元住所から購入者の所在地までの配送所要日数を動的に算出しているとのことです。
配送所要日数を動的に算出していますので、常に最新の配送所要日数が更新される仕様となります。
常に最新の配送所要日数が更新されているため、配送パターンを手動で管理する必要がなく、常に正確な配送パターンが作成されます。
また、配送設定の自動化のサポート内容は下記3点となります。
当たり前ですが、FBAはサポート外となります。
- 国内での出品者出荷の通常配送における配送所要日数を自動設定します。
- 国内の出品者出荷によるプライム配送以外のお急ぎ便(翌日および翌々日)の配送地域を自動設定します。
- 国内のマケプレプライムの マケプレお急ぎ便(翌日)およびマケプレお急ぎ便(翌々日)の配送地域を自動設定します。
配送設定の自動化の出荷要件
配送設定の自動化を適用する場合、1つだけ必ず守らなければならない要件がございます。
それは、配送パターン作成時に適用した配送サービスで出荷し、配送予定日を守るように配送することです。
Amazonでは出品者の配送パフォーマンスを厳格に管理しており、期日内配送率が要件を満たさなかった場合に購入者を保護するために、お届け予定日を延長して時間を追加することがあります。
仮に配送サービスを誤ってしまうと配送所要日数にずれが発生するので常に利用している配送サービスを適用することがおすすめです。
配送設定の自動化のメリット
メリット①:常に正確な配送所要日数が設定される
配送設定の自動化機能での最大のメリットは常に正確な配送所要日数が設定されることです。
購入者の目線で考えてみると、すぐに手元に商品が届くと嬉しいですよね。
一方で出品者目線では、配送地域ごとに正確な配送所要日数を提供するには、利用している配送サービスの配送所要日数を正確に計算する必要があり、かなり困難な作業ですよね。
実際にAmazonが調べたところ正確な配送所要日数を提供できていない出品者が多く、配送所要日数を長く設定したり、同じ配送料でお届けできるのにも関わらず迅速に配送できる地域を制限しているケースがあるそうです。
配送設定の自動化機能では、動的に配送所要日数を設定されているので、配送所要日数を長く設定したり、配送料による配送できる地域の制限を心配する必要がございません。
メリット②:配送所要日数の計算が不要
Amazonでは、配送会社がAmazonに提供した配送会社の配送能力に関する最新のデータを使用して、異なる配送地域に対する正確な配送所要日数を計算しています。
その為、出品者はプライム配送と通常配送の両方で配送設定の自動化機能を適用すれば、煩わしい配送所要日数に計算をする必要がございません。
また、配送会社の配送パフォーマンスの追跡を行う必要がなくなり、出品者が設定するよりお届け予定日がより正確になります。
メリット③:転換率UPが狙える
配送設定の自動化機能設定すると地域によっては配送所要日数が短くなることがあります。
配送所要日数が短くなると下記赤枠部分の日数が減る為、お届け日時が早くなります。
お届け日時が早くなると転換率UPにつながりやすくなります。
出品者出荷商品(マケプレ除く)の配送設定の自動化の設定方法を解説
これまで配送設定の自動化の概要とメリットを紹介しました。
かなり便利な機能とわかっていただけたかと思うのでここからは実際の設定方法を解説いたします。
※今回は日本郵便で作成しております。
手順①:セラーセントラルの右上にある設定から配送設定をクリック
手順②-1:新しい配送パターンを作成をクリックし、配送パターン名(「出品者出荷」など)を入力し、配送料として個数・重量制または購入金額制のいずれかを選択
手順②-2:既存の配送パターンをアップグレードして配送設定の自動化を有効にするには、既存の配送パターンを選択し、画面の右側にある配送パターンを編集をクリック
手順③:トグルボタンをクリックして、配送設定の自動化を有効にする
手順④:発送元住所を選択し、次へをクリック
手順⑤:「出品者出荷(プライム以外)の配送設定の自動化を希望します」を選択し、次へをクリック
手順⑥-1:配送会社の設定セクションで、使用する配送会社および配送サービスを選択
※配送業者を複数選択は可能ですが、選択した場合、一番遅い配送サービスが適用されます。
手順⑥-2:通常配送の配送地域を管理するには、地域の設定セクションで編集をクリックし、配送地域を指定
手順⑦:今まで行った設定の確認画面が出るので問題がなければ確定をクリック
ここまでが通常配送の配送設定の自動化の設定方法です。
最後に配送パターンの保存を忘れずに行えば作成完了です!
マケプレプライム対象商品の配送設定の自動化の設定方法を解説
続いては、マケプレプライム対象商品の配送設定の自動化の設定方法を解説いたします。
※今回は日本郵便で作成しております。
手順①:セラーセントラルの右上にある設定から配送設定をクリック
手順②-1:新しい配送パターンを作成をクリックし、配送パターン名(「出品者出荷」など)を入力し、配送料として個数・重量制または購入金額制のいずれかを選択
手順②-2:既存の配送パターンをアップグレードして配送設定の自動化を有効にするには、既存の配送パターンを選択し、画面の右側にある配送パターンを編集をクリック
手順③:トグルボタンをクリックして、配送設定の自動化を有効にする
手順④:発送元住所を選択し、次へをクリック
手順⑤:「マケプレプライムの配送設定の自動化を希望します。」を選択し、次へをクリック
手順⑥:配送サービスの範囲に応じて、マケプレお急ぎ便(翌々日)およびマケプレお急ぎ便(翌日)の配送会社と配送サービスを選択
※佐川急便はマケプレ発送対象外ですのでご注意くださいませ。
手順⑦:今まで行った設定の確認画面が出るので問題がなければ確定をクリック
添付画像では「選択したサービスでは、すべてのプライム対象地域への配送で、週末の集荷に対応できません。別のサービスを選択するか追加してください。」という表示が出ておりますが、2021年7月15日以降のマケプレ要件をクリアしている場合は確定をクリックしてください。
新しいマケプレ要件についてはコチラから!
ここまでがマケプレ配送の配送の自動化設定です。
最後に配送パターンの保存を忘れずに行えば作成完了です!
注意点
最後に注意点を紹介させていただきます。
今回の配送設定の自動化は残念ながら離島の出品者は適用外です。
離島以外の北海道、本州、四国、九州(および沖縄)から発送する出品者に対しての機能となります。
技術的には離島でも配送設定の自動化が可能とのことですが、離島の出品者が属する本土地域から商品が出荷されると想定しているため、配送予定日を守ることができない可能性が高いことから離島は見送られたようです。
ただ、技術的にはできるみたいなので今後に期待しましょう!
まとめ
今回は配送設定の自動化について解説いたしました。
かなり便利な機能だとお分かりになられたと思います。
簡単に本記事の概要をまとめますのでご確認くださいませ。
- 配送設定の自動化は配送業者の配送所要日数を動的に算出しているため、常に正確な配送所要日数を提供できる
- 配送設定の自動化の要件は配送パターン作成時に適用した配送サービスで出荷し、配送予定日を守るように配送すること
- 離島は不可
アグザルファブログが皆様の参考になれば幸いです。
今後もAmazon出品者の皆さまをはじめ、有益な情報を発信して参ります!
最後までお読みいただきありがとうございました。
┃公式YouTubeチャンネル
アグザルファブログとあわせて、Amazon出品に関する有益な情報をYouTubeでも発信しています!
グッドボタン&チャンネル登録 、ぜひよろしくお願いいたします!
Amazonは単に出品しただけでは、売れる商品も簡単には売れません。
“Amazonに最適な施策”を効果的なタイミングで実施することが大切です。
Amazon出品に関するご相談・お悩み、些細なことでも構いません。
まずはお気軽にご相談ください!
┃メディア掲載情報
■ 2021年7月28日「ECのミカタ」
『Amazon DSP』の活用で、Amazonサイト外部からも集客やブランディング戦略の実現を
https://ecnomikata.com/original_news/31081/
■ 2020年11月18日「ECのミカタ」
Amazon専門コンサルタントに学ぶ「Amazon戦略成功の裏側」
https://ecnomikata.com/original_news/27993/