【徹底解説】Amazon 大口出品と小口出品の違いを解説

こんにちは!

国内初のAmazon専門コンサルサービスを展開しているアグザルファです!

アグザルファブログではAmazon専門コンサルタントがAmazon出品に役立つ情報をお届けしています。

Amazon出品を始める際にこんな経験はありませんでしたか?

・出品形態の違いがわからない
・大口出品と小口出品どっちがいいの?

そこで今回のブログではAmazonの出品形態について解説いたします。
Amazon出品を検討中の方から既にどちらかの出品形態で出品している方、必見の内容です!
それでは今回もよろしくお願いいたします。

今回の記事はYouTubeでも解説しています。

大口出品・小口出品の違いを解説

Amazonのセラーアカウントを作成する前にまずは出品形態の違いを知る必要があります。
Amazonでは「大口出品」と「小口出品」という大きく2つの出品形態があります。
より詳細な内容は後ほど紹介しますが、下記画像が大まかな違いです。

引用元:https://sellercentral.amazon.co.jp/gp/help/help.html?itemID=64491&language=ja-JP&ref=mpbc_200316500_cont_64491

ただ、今の段階では大口出品「出品数が多い方向け」小口出品「出品数が少ない方向け」と考えてもらって問題はございません。

大口出品

大口出品は、商品の出品や販売の有無にかかわらず、月額登録料(現在4900円(税別))が発生します。

小口出品特有である商品の販売時に発生する「基本成約料注文成約時に成約料が1商品ごとに100円)」は発生しませんが、「販売手数料(カテゴリー毎で異なります)」、本やDVDなどのメディア系商材の場合は「カテゴリー別成約料」が別途発生します。

大口出品では、在庫ファイルを使用した一括での商品登録や注文レポートや詳細なビジネスレポートの取得が可能ですので、中規模から大規模な出品を考えている方向けとなります。

メリット①:在庫ファイルでの商品登録が可能

Amazonでは商品を販売する際に、商品登録を行う必要があります。

商品数が少ない場合、セラーセントラル内の登録ツールを使用すると簡単ですが、例えば商品数が10点以上あるような場合は在庫ファイルを使用した登録がおすすめです。

在庫ファイルでは出品する際に必要な下記7項目を一括で入力することができます。

<登録する際に必須の7項目>

  • 出品者SKU
  • コンディション
  • 商品画像
  • 販売価格
  • ポイント
  • 在庫
  • リードタイム

なお、在庫ファイルでの一括登録は大口出品のみが使用可能になります。
その為、商品点数が多い場合は、効率を考えると大口出品がおすすめです。

メリット②:各種レポートの取得が可能

大口出品では、各種レポートの取得が可能です。

注文数・売上額・アクセス数・購買率など細かい数字データを見て、購入者の動向を分析できるビジネスレポートをはじめ、注文情報がまとまっている注文レポート、FBA関連の各種レポート(在庫納品、返品、FBA手数料、長期保管関連など)、決済関連のペイメントレポート、広告レポートなどがあり、出品者ご自身で必要なレポートの取得ダウンロードが可能になります。

メリット③:カートボックスの獲得

カートボックスを獲得できるのは「大口出品」のみとなり、「小口出品」の場合はカートボックスを獲得できません。

カートボックスについて簡単に説明すると下記画像の赤枠部分です。

こちらの「カートに入れる」・「今すぐ買う」をクリックするとカートボックスを獲得している出品者の商品がカートに入ります。

このことを「カートを獲得する」といいます。
※今回の場合は出荷元・販売元が「Amazon.co.jp」となりますので、カートを取得しているのはAmazonとなります。

カートボックスの獲得はAmazon出品において重要な課題の一つです。

というのも、Amazonのサイト特性は「1商品1ページ」のため、出品商品の商品ページがすでに存在している場合は、その商品ページへ「相乗り」をする仕組みになりますので、特に卸売、小売など流通している商品は「相乗り出品者」が多く、カート獲得争いが激しくなります。

カートボックスの獲得ができていない場合は、下記画像の赤枠部分「新品の商品」をクリックするとカートボックスを獲得していない出品者が表示されますので、そこから購入される場合はあります。

とはいえ、購入者はカートボックスを獲得している出品者から購入する場合が圧倒的に高いため、こちらをわざわざクリックして購入するケースは少ないと認識しておいた方が良いでしょう。

簡単な説明になりますが、以上のことからカートボックスを獲得することは、Amazon出品において重要な課題であります。

カートボックスの獲得要件については詳細な内容まで公開されていませんが、下記4つの獲得要件を含めAmazonの内部システムが自動で選別している仕組みになります。

  • 価格の優位性
  • 配送の優位性
  • 優れたカスタマーサービスを提供
  • 在庫切れを起こさないこと

一概には言えませんが、購入者にとってベストな出品者がカート獲得できるようなイメージです。

メリット④:新規出品が可能

Amazonで販売されていない商品を出品できるのは「大口出品」のみで小口出品はできません。
自社新商品の発売予定があるような場合は、大口出品で出品をしましょう。

メリット⑤:出品者側で配送料の設定が可能

大口出品では独自の配送設定が可能です。

Amazonの配送料には、「重量課金制」「商品個数制」「購入金額制」の3種類があり、商品個々に配送設定が可能です。

「重量課金制」:「配送1件ごと」の金額+「重量(1㎏あたり)」の金額

「商品個数制」:「配送1件ごと」の金額+「商品1点ごと」の金額

「購入金額制」:購入金額に応じて変動

また、「お届け日時指定」の設定ができるのも大口出品のみとなります。

小口出品

小口出品は在庫ファイルや各種レポート機能の利用ができません。

大口出品で発生する月額費用は発生しませんが、販売手数料に加え「基本成約料」を支払う仕組みになります。

基本成約料とは、1商品が購入されるにあたり100円をAmazonへ支払います。

中~大規模な出品をしていく場合は、小口出品はおすすめいたしません…

小口出品のメリット

前述の通り、小口出品では在庫ファイルが使用できないことや新規出品ができないなど正直なところメリットは少ないです…

ただ、仮に商品の在庫数自体が50点未満であれば、大口出品者として月間登録料を支払うより、小口出品形態の方が費用対効果が高い場合があります。

たとえば、1ヶ月間に、

45点販売すると、基本成約料は合計4,500円ですので、大口出品の月間登録料4,900円より安くなります。
50点販売すると、基本成約料は合計5,000円ですので、大口出品の月間登録料4,900円より高くなります。

単純計算にはなりますが、少ない在庫を捌きたいという目的であれば、小口出品からトライしてみても良いかもしれません。

小口出品のデメリット

小口出品の最大のデメリットは出品できるカテゴリが制限されていることです。

下記7カテゴリは小口出品の場合、出品を制限されており大口出品のように出品許可申請を提出することができません。

  • 時計
  • ヘルス&ビューティー
  • アパレル・シューズ・バッグ
  • コスメ
  • ジュエリー
  • 食品&飲料
  • ペット用品

もちろんこちらのカテゴリを出品予定ではなければ、小口出品のデメリットには当たりませんが、Amazonで売上を伸ばしていきたい、本腰入れて運営していきたいのであれば、大口出品をご検討ください。

それで結局大口出品・小口出品どっちがいいの?

大口出品と小口出品の違いを解説してきました。
大口出品と小口出品のメリット・デメリットがなんとなく理解できたと思います。

大口出品と小口出品におすすめする出品者像を簡単にまとめましたのでご参考ください。

■大口出品
・月に50点以上を販売する
・一括で商品登録がしたい
・配送料金やお届け日時の指定を自社ECや他のECモールと統一したい
・自社商品を出品したい

■小口出品
・月に49点以下の販売をする
・出品予定の商品がカテゴリ制限に該当していない
・お試しでAmazon出品をしてみたい
・自社商品がない

まとめ

今回は「大口出品」と「小口出品」の2つの出品形態について解説いたしました。
出品カテゴリや出品数によってどちらの出品形態でAmazon出品を始めればいいのか分かったかと思います!

アグザルファでは大口出品者様を対象にコンサルを行っておりますので、セラーアカウントを作成したものの売上が上がらない・さらに売り上げを伸ばしたい方は気軽にお問い合わせくださいませ!

最後までお読みいただきありがとうございました。

アグザルファブログが皆様の参考になれば幸いです。
今後もAmazon出品者の皆さまをはじめ、有益な情報を発信して参ります!

最後までお読みいただきありがとうございました。

┃公式YouTubeチャンネル

アグザルファブログとあわせて、Amazon出品に関する有益な情報をYouTubeでも発信しています!
グッドボタン&チャンネル登録 、ぜひよろしくお願いいたします!

Amazonは単に出品しただけでは、売れる商品も簡単には売れません。
“Amazonに最適な施策”を効果的なタイミングで実施することが大切です。

Amazon出品に関するご相談・お悩み、些細なことでも構いません。
まずはお気軽にご相談ください!

┃メディア掲載情報

2021年7月28日「ECのミカタ」
『Amazon DSP』の活用で、Amazonサイト外部からも集客やブランディング戦略の実現を

https://ecnomikata.com/original_news/31081/


『Amazon DSP』の活用で、Amazonサイト外部からも集客やブランディング戦略の実現を

 

2020年11月18日「ECのミカタ」
Amazon専門コンサルタントに学ぶ「Amazon戦略成功の裏側」

https://ecnomikata.com/original_news/27993/


 

  • Twitter
  • Facebook
  • LINE
  • note

関連記事

Amazonで売り上げを拡大するにはコツがいる Amazonに特化した専門コンサルティングサービス
Amazonで売り上げを拡大するにはコツがいる Amazonに特化した専門コンサルティングサービス