【必見!】Amazonスポンサーブランド広告の3つのフォーマットと新機能について解説!
こんにちは!
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最近、Amazonブランド登録を行われている出品者様も増えており、スポンサーブランド広告を自社で運用されているお客様も多くなってきているかと思います。
そんな中、スポンサーブランド広告を実際に運用、もしくは運用を検討されている方の中には、このようなお悩みをお持ちの方がいらっしゃるのではないでしょうか。
・広告についてしっかり理解できていない・・
・フォーマットの違いがわからない・・
・実際に運用しているが、なんとなく回している・・
・興味はあるがどのように設定したらいいかわからない・・
上記以外にも様々なお悩みがあることかと思います。
スポンサーブランド広告はAmazonが提供するスポンサー広告の1つですが、最初に取り組みやすい「スポンサープロダクト広告」とはまた違った広告となっており、自社のブランドを使用し、目的に応じて様々なフォーマットで配信を行うことができます。
商品やブランドの認知度アップや購買促進等に繋げることのできる広告になりますので、せっかく運用するのであれば、店舗売上拡大のためにしっかり理解し、活用していきましょう!
また、最近は広告の仕様アップデートも盛んに行われており、広告を通じてできることの幅が広くなってきております。
このような仕様変更には、迅速にキャッチアップしていくことが重要です!
この記事では、Amazon出品者の皆様を対象にスポンサーブランド広告の広告概要、フォーマットの種類、コンサルタント目線でお伝えできる活用方法、最近のアップデートを解説していきます!
目次
スポンサーブランド広告の概要
まずはスポンサーブランド広告の基本広告概要をご紹介いたします。
■利用資格
・大口出品者である事
・Amazonブランド登録をしている事
※クリック課金制の広告です。
■概要とメリット
- ブランド内の複数の商品またはストアページを1つの広告上でプロモーションすることができる
- Amazonの検索結果画面の中で、ユーザーの注目が集まりやすい場所に広告掲載できる
- ロゴや見出し、カスタム画像や動画を表示できるのでお客様にブランドや使用イメージが伝わりやすい
- 広告をクリックした遷移先には、商品ページやストアページ、商品を集めたランディングページに設定できる
各フォーマットを理解し、目的に合ったターゲティングを設定することでお客様に対して商品の魅力だけでなくブランドの認知度を向上することや、購入検討の促進にも繋げることができる広告です。
また、広告クリック後に最終的にお客様が行き着く先は商品ページになりますので、商品ページを充実させて、魅力的なページにしておくことも重要になります。
※ストアページとは、ブランド登録者が作成可能なAmazon上でのブランド紹介ページになります。
概要は下記ブログ記事でも記載しておりますので、初めてスポンサーブランド広告を出稿される方はこちらもご覧ください。⬇︎
スポンサーブランド広告の掲載場所
次にスポンサーブランド広告の掲載場所について見ていきましょう。
最近は掲載場所も増えてきており、より目につきやすくなりました。
検索結果トップに掲載されることは、お客様の目に留まるため大きなメリットとなりますし、広告の画面占有率も高くなっています。
また、動画を使用すると、動きが付くことで画像では表現しきれなかった商品の使用イメージやブランドストーリーを伝えることができます。
現在はAmazonに来るお客様の7割程がスマホ経由ですので、スマホでの見え方が重要になります。
掲載箇所によって、表示される広告の見え方が変わりますが、それぞれの掲載箇所ごとの掲載イメージは、広告設定時に確認することが可能です。
掲載場所一覧
スポンサーブランド広告は、その掲載場所も様々あります。
PCとスマホでも掲載場所が微妙に異なるので、下記の図を参考に掲載位置のイメージをつかんでおくことでご自身の広告が効果的に表示されているかを確認することをお勧めします。
【検索結果ページ PC】
・ページトップ
・ページ中段(動画フォーマット)
・ページ下段(動画フォーマット)、および、ページ下段「検索に関連するブランドを探す」欄
【商品詳細ページ PC】
・ページ中段「Amazon内のこのカテゴリーのブランド」欄
【検索結果ページ スマホ】
・ページトップ
・ページ中段(商品をスクロールすると合間合間に表示される)
・ページ中段「検索に関連したブランド」欄(ロゴと見出しのみが表示される)
【商品詳細ページ スマホ】
・ページ中段「Amazon内のこのカテゴリーのブランド」欄
掲載イメージについては下記の記事もご参考ください。⬇︎
【Amazon初心者向け】Amazon広告&DSP広告の4種類の特徴・目的を簡単解説!(スポンサープロダクト/スポンサーブランド/スポンサーディスプレイ/AmazonDSP)
スポンサーブランド広告のフォーマット
スポンサーブランド広告には現在下記3つのフォーマットがございます。
①商品コレクション
②ストアスポットライト
③動画
フォーマットごとに掲載できる事項や、強みも変わってきますので、どれを使ったら良いか迷われる方も多いのではないでしょうか。
それぞれのフォーマットについて、1つ1つの特徴と入稿時に必要となるターゲティング設定、クリエイティブ設定について解説していきましょう。
①商品コレクション
■概要
- 最大3つの商品を選んで広告することができる
- ロゴや見出しを通して商品を紹介できる
- カスタム画像を大きく表示できる
- 見出し、ロゴ、カスタム画像を設定でき、ランディングページ(クリック先)にはストアページや特定の商品を一覧にしたランディングページも選ぶことができる
■広告フォーマット設定
広告作成の際、広告フォーマットにて商品コレクションを選んで頂くと、広告の見出し・ロゴ・画像のクリック先となるページ(ランディングページ)を3種から選ぶことができます。
①Amazonのストア(指定のストアページ)
②新しいランディングページ(特定の商品を選んで一覧にしたページが生成されます)
③カスタムURL(予約注文または製品発売時のみに使用)
ストアを作成していれば、ストアページへの誘導をおすすめします。
フォーマットの掲載イメージ(一例)は下記となります。
■ターゲティング設定
スポンサープロダクト広告と同様に、キーワードターゲティングか商品ターゲティングかを選ぶことができますので、目的に応じてターゲティングを選びましょう。
例えば、認知拡大を目的とする場合はビックワードでのキーワードターゲティングを設定し、部分一致を含めたすべてのマッチタイプを使用します。
また、必要に応じて除外ターゲティングを設定します。
対象のキーワードや商品には表示させたくない等の意図がある場合には積極的に活用しましょう!
■クリエイティブ設定
検索結果画面や商品ページにて表示されるロゴやブランド名、見出しなど必要な情報を入力していきます。
カスタム画像の登録は任意となりますが、ブランドイメージの訴求ができますので、できる限り設定いただくことを推奨いたします。
- ロゴ:ブランド登録していればロゴが表示されます。
- ブランド名:アカウント名もしくはブランド名が表示されます。
- 見出し:どんなお客様を対象に見せるのか、を意識した上で設定します。
- 商品:宣伝したい商品を最大3点まで選びます。
※広告の遷移先がストアの場合は、ストア内で掲載している商品を選ぶことができます。 - カスタム画像:特に認知度拡大を目標とした場合はイメージ画像を設定しましょう。
【カスタム画像の要件】
・画像サイズ: 1200×628ピクセル以上
・ファイルサイズ: 5MB以下
・ファイル形式: PNGまたはJPG
・コンテンツ: 画像にテキスト、グラフィックス、ロゴが追加されていない
【強み】
商品コレクションフォーマットは、複数の商品ページに誘導することができる点が強みとなります。
セール対象商品やブランド内人気商品を設定することで、商品の露出強化に活用することも可能です。
②ストアスポットライト
■概要
・最大3つのストアサブページを選び、各ページにリンクする広告を配信することができる
・見出し、ロゴを設定でき、ランディングページ(クリック先)にはストアを選ぶことができる
■広告フォーマット設定
広告作成の際、広告フォーマットにてストアスポットライトを選んで頂くと広告の見出し、ロゴのクリック先となるページ(ランディングページ)を1種から選ぶことができます。
①Amazonのストア(指定のストアページ)
※ストアに少なくとも4つページを作成しており、それぞれ1つ以上の商品を掲載しているストアを選ぶ必要がございます。
フォーマットの掲載イメージ(一例)は下記となります。
■ターゲティング設定
①の商品コレクションと同様に目的に応じて設定します。
■クリエイティブ設定
基本は①の商品コレクションと同様に設定しますが
違う点としては、ストアページの項目から、掲載する各ストアを選びます。
各ストアページの画像を変更する際は、そのストア内に設定している商品画像を設定できます。
【強み】
ストアスポットライトフォーマットは、ストアページに誘導しやすいことがメリットになります。
ブランド内のカテゴリー毎にお客様にアピールしたい場合や、ストアに誘導して回遊を促したい場合におすすめのフォーマットとなります。
③動画
■概要
・広告上で動画を掲載することができる
・見出し、ロゴも設定でき、そのクリック先にはストアページを選ぶことができる
最近の新機能として、ランディングページにストアを選ぶことで、動画フォーマットでも最大3商品の掲載ができるようになりました!
■広告フォーマット設定
広告作成の際、広告フォーマットにて「動画」を選んで頂きます。
ランディングページは「商品詳細ページ」「Amazonのストア」から選択していきます。
- ランディングページにて「商品詳細ページ」を選んだ場合は1つの商品と動画の広告が配信されます。
※動画は商品ページにリンクします。 - ランディングページを「Amazonのストア」にした場合は、ロゴ、見出し、動画と商品を3つまで掲載できます。
※ロゴ、見出し、動画はここで設定したストアページにリンクします。
※ランディングページを「商品詳細ページ」にした場合の掲載イメージ
※ランディングページを「Amazonのストア」にした場合の掲載イメージ
【ポイント】
1つの商品で広告を作成する場合は「その商品についての動画」、複数商品の広告を作成する場合は「共通内容の動画やブランド紹介の動画」がおすすめです!
■ターゲティング設定
①の商品コレクションと同様に目的に応じて設定します。
■クリエイティブ設定
基本は①②のフォーマットと同様に設定しますが、ランディングページに「Amazonのストア」を選んだ場合はクリエイティブの中の「商品」の項目から商品を3つまで選ぶことが可能です。
該当のAmazonストア内に設定されている子ASINにて、商品設定が可能となります。
【動画ファイルの要件】
▼ビデオ仕様
・16:9縦横比
・1280 x 720ピクセル、1920 x 1080ピクセル、または3840 x 2160ピクセル
・23.976、24、25、29.97、29.98、または30fps
・1 Mbps以上のビットレート
・H.264またはH.265のコーデック
・6~45秒の長さ
・500 MB以下
・MP4またはMOVのファイル
・メインまたはベースラインのプロファイル
・プログレッシブスキャンの種類
・1ビデオストリームのみ
▼オーディオ仕様
・44.1kHz以上のサンプルレート
・PCM、AAC、またはMP3のコーデック
・96 kbps 以上のビットレート
・ステレオまたはモノラル形式
・1未満のオーディオストリーム
また、動画広告の詳細については下記をご参考ください。⬇︎
【強み】
動画フォーマットでは、広告をクリックされずとも、広告上で使用やイメージを伝えられることが魅力的な広告になります。
訴求できる商品数も増え、商品やブランドのイメージをアピールすることに長けていますので、認知度の向上や、類似商品を見ている方に対して自社商品を訴求し、購入検討を促すことも可能です。
動画ビルダー機能について
自社で動画が用意できないといった方には「動画ビルダー」といった機能もございます。
広告のキャンペーンマネージャー上で動画を作成できるツールとなっており、15秒ほどの動画を無料で、商品のサブ画像と既存のテンプレートを選んで作成することができます。
また、作成した動画はクリエイティブアセットに保存されるため、すぐにスポンサーブランド動画広告、スポンサーディスプレイ動画広告に活用ができます。
動画広告に興味があっても、素材も制作するリソースもないといったお客様は是非一度確認してみてください。
動画ビルダーについては下記の記事でも紹介しておりますので、作成方法等の詳細はこちらを参照ください。
スポンサーブランド広告の注意点
スポンサーブランド広告を開始する準備段階から、運用中にもいくつか注意事項がございます。
ぜひ念頭に置いて頂き、スムーズに広告入稿~運用まで行って頂ければと思います。
- ガイドラインや要件を確認し、それに沿った画像や動画を用意しましょう。
特に動画は細かな要件がございますので、適切なクリエイティブを用意頂くことが重要です。- 広告出稿時には審査が入ります。
スムーズに審査をクリアし早期開始のために、入稿時には「見出しの誇張表現がないか」「誤字がないか」等に注意しましょう。
また、審査には時間がかかることもございますので、余裕をもっての入稿がお勧めです!- 定期的にクリエイティブの見直しを行いましょう。
掲載商品が在庫切れになっていないかを確認したり、クリエイティブ要素のABテストを行うことも検討します。- 定期的に数値を確認しましょう。
広告の目的に応じた各項目の数値を管理画面やレポート内で確認しましょう。
数値の良し悪しを確認し、改善案としてターゲティングの変更やクリエイティブのブラッシュアップ等、検討していきます。
無事に広告の運用開始ができた後も、そのまま放置するのではなく定期的に見直しを行っていきましょう!
まとめ
スポンサーブランド広告の概要について理解は深まりましたでしょうか。
スポンサーブランド広告の概要や各フォーマットについて説明してきましたが、Amazonも仕様変更や新機能を適宜追加しているので、定期的に最新情報を確認することがおすすめです。
本記事の内容をまとめますと以下の通りとなります。
スポンサーブランド広告の概要とメリット
・ブランド内の複数の商品またはストアページを1つの広告上でプロモーションすることができる
・Amazonの検索結果画面の中で、ユーザーの注目が集まりやすい場所に広告掲載できる
・ロゴや見出し、カスタム画像や動画を表示できるのでお客様にブランドや使用イメージが伝わりやすい
・広告をクリックした遷移先には、商品ページやストアページ、商品を集めたランディングページに設定できる
・各フォーマットを理解し、目的に合ったターゲティングを設定することで、様々な目的達成に向けての運用が出来る
・フォーマットは3つあり、それぞれ特徴がある(商品コレクション、ストアスポットライト、動画広告)
・運用開始後も、定期的な見直しを行うことが重要
以上となります。
スポンサーブランド広告についてお悩みでしたら、まずはお気軽にAmazon専門コンサルのアグザルファまでご相談ください!
最後までお読みいただきありがとうございました。
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