【食品カテゴリ必見】Amazon出品で賞味期限が近い食品在庫は「在庫処分セール」を活用！B級品はルールを守って「訳あり商品」で出品！
こんにちは！
国内初のAmazon専門コンサルサービスを展開しているアグザルファです！
アグザルファブログではAmazon専門コンサルタントがAmazon出品に役立つ情報をお届けしています。
食品を扱われるAmazon出品者様によくあるお悩みの中にこのようなお声を聞くことがあります。
FBAでは、売れないと長期で在庫保管手数料が掛かる上に、賞味期限（消費期限）が45日以下の在庫は自動的に廃棄されるルールがあるため、タイミングを見計らって自社へ返送しても消費期限が迫った商品を捌くのが大変⋯
製造工程等で生まれた規格外商品(訳あり品・B級品)をどうにかして販売したいけど販売方法が分からない⋯
このようなお悩みはお忙しい出品者の皆様にとって大きな負担になることもありますよね。
実は、このようなお悩みを軽減できる方法があります。
それが「在庫処分セール」の活用と「訳あり商品」の出品です。
そこで今回は、食品カテゴリ出品者様にはぜひ知っていただきたい、Amazon出品における賞味期限が近い食品在庫で活用できる「在庫処分セール」の概要と申請方法、規格外商品の販売で活用できる「訳あり商品」の出品方法と注意点について解説していきます！
目次
要期限管理商品のガイドラインと対応
まず、要期限管理商品のガイドラインを確認していきましょう。
そもそも「要期限管理商品」とはどのような商品かというと、下記に該当するFBA倉庫に保管することのできる期限が設けられた商品のことをさします。
・食品全般
・食品以外で消費期限の印字がある商品（化粧品など）
要期限管理商品は基本、消費期限が近い商品から発送されますが、消費期限までの期間が45日以下となった在庫は自動的に廃棄されてしまいます。
なお、焼き菓子など温度管理の必要がなく、消費期限が製造日から90日以下の商品の場合は、事前に申請することで特別に既存のルールよりも消費期限までの残り期間が短い商品であってもFBAで販売することが可能となります。
参照元＜Amazon＞：要期限管理商品FBA実践マニュアル
消費期限特別ルール適用申請フォーム： https://amazonjp.asia.qualtrics.com/jfe/form/SV_6h6unkWnG4EMvop
そして廃棄の対象となってしまった在庫は、自動的に販売不可（期限切れ）ならびに廃棄となり、出品者様への返送ができず、廃棄手数料が請求されてしまいます…。また、「販売不可在庫の自動返送」も対象外となっております。
ですので、もしAmazonでの販売不可在庫を自社サイト等の他チャネルで販売をされる場合には、期限切れとなってしまう前に、出品者様自身で在庫の返送依頼を送信する必要があります。
また、Amazonから請求される廃棄手数料を回避するためには、こちらも期限切れとなってしまう前に、在庫の所有権の放棄依頼を送信する必要があります。
※所有権が放棄された在庫は、販売元「Amazonアウトレット」からアウトレット品として販売されます。
在庫処分セール
在庫処分セールの概要
ご紹介させていただいた通り、期限切れになってしまった要期限管理商品の在庫は、出品者様の負担になってしまうケースが多く、なるべく期限切れの在庫を生まないことが大切になります。
そこでここからは、長期在庫の削減につながる取り組み「在庫処分セール」について解説していきます。
「在庫処分セール」とは、FBAに長期保管されている商品を大幅値引きで販売できるセールのことを指し、「在庫処分セール」「在庫処分タイムセール」の2種類のセールの総称となります。
これらセールに参加する大きなメリットは以下の4点となります。
② タイムセールページ内に「在庫処分セール」の専用ページが常設しているので、露出強化にも利用できる
③ キャッシュフローの改善、在庫レベルの最適化、FBA在庫保管手数料の削減に効果的
④ 手数料無料で参加できる
但し、「在庫処分タイムセール」に参加できる商品は“Amazonから選定された商品であること”が前提条件となり、選定はAmazonの設定する基準に依存します。
“Amazonから選定される商品”の基準は以下の通りです。
・Amazonフルフィルメントセンターに在庫が90日間以上あること
・10点以上の手持ち在庫があること
・販売履歴があること
・新品であること
・商品の評価が星3つ以上であるか、レビューがないこと
・現在、Amazon定期おトク便に登録されていないこと
・現在、別のセールのプロモーションに登録されていないこと
・過去60日間に在庫処分タイムセールに掲載されていないこと
・Amazonの購入者の商品レビューポリシーおよび参考価格に関するAmazonのポリシー を遵守していること
ただ、これらの基準をクリアしていてもAmazon側の判断で選定されない場合もありますので、100％セールに参加できるわけではないとご理解ください。
▼“Amazonから選定された商品”はセラーセントラル上の「在庫健全化ツール」で確認することが可能です。
在庫処分セールの設定方法
続いて、「在庫処分セール」への参加方法について解説していきます。
１．セラーセントラルトップ ＞ 在庫 ＞ 在庫健全化ツールを選択し「在庫健全性管理（余剰在庫と長期在庫）」をクリックします。
２．フィルターのプルダウンから「在庫処分タイムセールを作成する」「在庫処分セールを作成する」にチェックを入れるとセールに参加可能な商品が表示されます。
※「在庫処分セール」と「在庫処分タイムセール」は、どちらかのみ表示される仕様となっており、商品が在庫処分タイムセールの作成資格を有している場合は、自動的に「在庫処分タイムセール」が表示されます。表示がない場合は、そもそも在庫処分セールに参加することができません。
3. 右側のアクションに「セール価格の作成（=在庫処分セール）」あるいは「在庫処分タイムセールを作成する」と表示されますので、セールに参加する商品のボタンをクリックします。
4.タイムセール価格を入力します。
※このとき、デフォルトで入力されいている価格が上限価格のため、上限価格と同等またはそれ以下で設定します。
5.開始日と終了日を設定します。
6.「申請する」をクリックして完了となります。
もしも「在庫処分セール」や「在庫処分タイムセール」の申請が承認されない場合は、以下の要因が考えられます。
・商品画像がカテゴリーのガイドラインに遵守していない
・カスタマーレビューの評価が星3つを下回っている
・在庫切れ
・物価変動により、タイムセール価格の上限要件が変更された
その他の取り組み
「在庫処分セール」以外の取り組みとしては、自社セールがございます。
自社セールは「在庫処分セール」とは異なり、Amazon主催のタイムセール会場に掲載されることはありません。
そのため露出の機会が大幅に増えることはありませんが、「値下げ」「クーポン設定」「ポイント付与」等を自由に設定できる利点があります。
自社セールについてはこちらのブログで詳しく解説しているので参考にしてみてください⬇︎
訳あり商品の概要と注意点
訳あり商品の概要
最後に本記事2つ目のテーマ「訳あり商品出品の注意点」について解説いたします。
製造工程等で少なからず発生してしまう「B級品」やエコロジー志向の消費者に好印象な「訳あり品」も、条件を整えることでAmazonに出品することが可能です。
まずは、Amazonによる「訳あり商品」の定義を確認していきましょう。
Amazonによる「訳あり商品」の定義は以下の通りです。
”訳あり商品とは商品の機能性以外の理由により規格外となった商品のことで、見切り品、B 級品とも呼ばれるもの。
また食品でいうと、「味はほとんど(まったく)変わらないが、サイズ、見た目等で正規品から外されたもの」で、価格も正規品に比べ安価な商品”を指します。
しかしながら、訳あり商品でも、消費期限および賞味期限切れの商品や、お客様への着荷時に消費期限および賞味期限切れとなる商品の販売は禁止となっておりますので、注意が必要です。
もしも違反商品を出品してしまった場合、即刻アカウントの停止または閉鎖を含む措置が取られる場合もありますので、確認を怠らないようにしてください。
訳あり商品出品の注意点
続いて、「訳あり商品」出品の注意点を見ていきましょう。
訳あり商品も通常の商品と同様の手順での登録となりますが、①商品名 ②商品画像 ③商品の仕様 に独自の指定がありますので、必ずご確認ください！
①商品名
商品名は先頭に「訳あり」と記載することが義務付けられています。
「訳あり ブランド名 商品名称 仕様(味·タイプ·産地など) 容量(g·ml·kg·個など)」
例:訳あり さんふじ 津軽りんご 不揃い 青森県産 完熟 10kg
②商品画像
商品画像については、通常の画像登録ガイドラインと同様に、メイン画像は背景白抜きで商品のみの画像に限定されております。
なお、通常の商品とは異なる商品であることがわかるように、以下のような「実際の訳あり品の画像」を用いるようにしてください！
また、サブ画像には訳あり部分の詳細がわかるような画像を登録することが望ましいです。
③商品の仕様
商品の仕様には、必ず「訳ありの理由」を記載するようにしましょう！
例のように「訳あり商品」「B級品」で生じ得る可能性について、漏れなく記載しておくことがクレーム回避のポイントです。
まとめ
今回は「在庫処分セール」と「訳あり商品出品の注意点」について解説させていただきましたが、いかがでしたでしょうか。
食品カテゴリの出品には期限と不良品が付いて回りますが、適切な対応で販売のチャンスに変えることも出来ますので、是非今回の記事を参考にトライしてみてくださいね。
出品についてお悩みでしたら、まずはお気軽にAmazon専門コンサルのアグザルファまでご相談ください！
最後までお読みいただきありがとうございました。
今後もAmazon出品者の皆さまにプラスとなる情報を発信して参ります！
アグザルファブログが皆様の参考になれば幸いです。
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■日々変化するAmazon出品への対応力！ 圧倒的知見と経験に裏付けされたアグザルファの実力（2023年10月3日公開「ECのミカタ」）
https://ecnomikata.com/original_news/40277/
■Amazonでの“勝ち方”を知るアグザルファが最短距離”で売上を最大化（2023年4月6日公開「ECのミカタ」）
https://ecnomikata.com/original_news/38560/
■「個の力の最大化」をミッションに。 日本初のAmazon専門コンサルが提供する＋αの価値（2022年9月30日公開「ECのミカタ」）
https://ecnomikata.com/original_news/36126/
