【簡単解説】消費期限商品もAmazon FBAを活用できる!「要期限管理商品」の納品・販売方法
こんにちは!
国内初のAmazon専門コンサルサービスを展開しているアグザルファです!
アグザルファブログではAmazon専門コンサルタントがAmazon出品に役立つ情報をお届けしています。
Amazonで食品や飲料などの賞味/消費期限がある商品、もしくは化粧品などで使用期限がある商品を出品している方、もしくはこれから出品したい方は多くいらっしゃるはずです。
実は、賞味/消費期限のある商品もFBAを利用できることはご存知ですか?
Amazonでは「要期限管理商品」として、賞味/消費期限のある商品もFBA納品ができます。
- 要期限管理商品はAmazonFBA倉庫に納品できるの?
- FBA倉庫に納品後、消費期限が迫ってきた商品はどうなるの?
- FBAに納品した消費期限の確認方法はあるの?
など、出品者様のお悩みを解決するため、今回は「FBAでの要期限管理商品の納品・販売方法」を解説いたします!
要期限管理商品を販売している方必見の内容です。
今回の記事はYouTubeでも解説しています。
目次
「要期限管理商品」とは
「要期限管理商品」とは、食品全般、食品以外で消費期限の印字がある商品のことを指します。
例えば食品、飲料、ペットフードなどがありますが、実は使用期限のある化粧品も「要期限管理商品」に含まれます。
「要期限管理商品」についてはAmazonが公開しているマニュアルがありますので、こちらをご一読されることをおすすめいたします。
本記事では、Amazonのマニュアルに掲載されていない内容も含めた解説をしていますので、引き続きご参考ください!
参考:Amazon出品大学 要期限管理商品 FBA実践マニュアル
要期限管理商品をFBAへ納品するための条件
要期限管理商品は以下2つの条件を満たしている場合、FBAへ納品することが可能です!
①FBA倉庫到着時に消費期限まで「60日以上の期間」が残っている事
②法令に沿った賞味・消費期限の印字が外から見える場所にある事
それでは上記2つの条件について詳しく解説していきます。
①FBA倉庫到着時に消費期限まで「60日以上の期間」が残っている事
言葉の通りですが、FBA倉庫到着時に消費期限まで60日以上の期間が残っていれば納品が可能です。
ただし、FBAに納品した商品の消費期限が残り45日になってしまった場合、販売可能在庫から販売不可(期限切れ)在庫に切り替わってしまうのでご注意ください。
つまり、FBA倉庫到着時に消費期限まで60日しか期間が無い場合、15日間しか販売ができないということになります。
②法令に沿った賞味・消費期限の印字が外から見える場所にある事
法令上、食品の期限表示記載は日本語かつ「年→月→日」または「年→月」の順で表記されていて、消費期限または賞味期限が分かり、使用者が読みやすく理解しやすい印字がされている必要があります。
〔取扱い可能な表記の例〕
- 賞味期限 1.6.1
- 賞味期限 2019年6月1日
- 賞味期限 19.06
- 賞味期限 010601
- 賞味期限 20190601
- 賞味期限 1906
※「年→月」の表記の場合、表記されている月の末日を期限として設定いたします。
消費期限まで60日未満の商品を納品する方法
通常であれば先述の通り、FBA倉庫到着時に消費期限まで60日以上の期間が残っていない場合、FBAに納品できません。
しかし、中には元々の消費期限が短い商品もありますよね。
そんな時は、「短賞味期限商品 事前申請リクエストフォーム」を事前申請をすることで、特別に「30日以上の期間」が残っていれば受領できる特別対応も行っています。
通常のルール
・FBA倉庫での受領時に必要な残存日数は「消費期限まで60日以上」であること
・販売可能で受領した商品が、販売不可(期限切れ)となるタイミングは「消費期限まで45日前」です。
事前申請が適応される特別ルール
・FBA倉庫での受領時に必要な残存日数は「消費期限まで30日以上」
・販売可能で受領した商品が、販売不可(期限切れ)となるタイミングは「消費期限まで15日前」となります。
┃短賞味期限商品 申請方法について
《申請のタイミング》
・その商品をFBA倉庫に初めて納品する前に1度のみ
・ASIN毎の申請が必要《申請方法》
・申請フォームからオンライン申請(テクニカルサポートではないのでご注意ください!)《注意点》
・冷蔵、冷凍ではなく常温管理となります。
・5営業日以内に設定を完了して返信しますので、それまで納品設定及びFBA倉庫への発送をお待ちください。《申請フォーム》
以下より申請が可能です⬇︎
【フルフィルメント by Amazon】短賞味期限商品 事前申請リクエストフォーム
要期限管理商品の設定について
要期限管理商品をFBAへ納品する場合、該当商品の「」という項目を設定する必要があります。
手順
①セラーセントラルへログイン
②在庫タブの「在庫管理」をクリック
③該当商品の右側にある「詳細の編集」をクリック
④詳細の編集画面に切り替わったら「重要情報」をクリック
⑤「
要期限管理商品を販売する場合はこの手順でまずは設定してください。
それでは実際に要期限管理商品のFBA納品方法を解説いたします。
要期限管理商品をFBAへ納品する場合は、納品プラン上で消費期限項目が追加されるだけで、特に難しい作業などはありません!
FBA納品手順
①セラーセントラルログイン後在庫タブの「在庫管理」を開き、FBAへ納品したい商品を選択します。
②在庫管理という文字のすぐ下のプルダウンから「Amazonから出荷」を選択します。
③画面が切り替わったのを確認後「在庫を納品する」をクリック
④賞味/消費期限の欄に、商品記載の賞味/消費期限を入力
その他は通常通り納品プランを作成していきます。
注意点
商品の梱包準備、商品ラベルの貼り付けを行うのを「出品者」で選択した場合、出品者様自身で商品に商品ラベル、配送ラベルを貼付をします。
配送ラベルをよく見てみると・・・先ほど、納品プラン上で入力した消費/賞味期限から1日ずれた消費期限が印字されます。
でもご安心ください。配送ラベルは、海外の日付に変換されて印字されるシステムになっています。
納品プラン上で入力した消費期限で管理されますので、気にせずこのままの配送ラベルを貼付してください。
要期限管理商品の出荷の仕組み
消費/賞味期限のある商品は、製造するにあたって期限がどんどん変わっていきますよね。その場合、FBAへ納品するとどのように出荷されていくのでしょうか。
FBAへ納品する場合は納品プラン上で消費期限を都度入力をするため、Amazon上のシステムで消費期限が管理されています。
したがって消費期限の古い商品から自動的に出荷されるシステムとなっていますが、稀に消費期限が新しい商品が出荷されるケースがあります。
その原因は、FBA倉庫の住所と関係しています。
多くの出品者様は在庫切れを起こさないよう、在庫数が0になる前に納品プランを作成してFBA納品を行うことがあるかと思います。
その度に指定されるFBA倉庫の場所が異なることがありませんか?
消費期限が新しい商品が出荷されてしまう理由は、購入者の住所に近いFBA倉庫から商品が発送されるためです。
このケースでは、消費期限が古い・新しい関係なく出荷されますが、基本的な仕組みとしては消費期限の古い商品から出荷されます。
納品済み要期限管理商品の消費期限確認方法
FBAに納品した商品の消費期限を全て把握しておきたいことありませんか?
セラーセントラル内では、すでにFBAに納品した商品の消費期限を確認する便利なレポート「賞味/消費期限在庫レポート」が存在しますので、確認手順や見方を解説します。
手順
①セラーセントラルへログイン
②レポートタブの「フルフィルメント」をクリック
③Amazon フルフィルメント レポートの画面左の「在庫」項目の中の「表示を拡大」をクリック後「賞味/消費期限在庫レポート」をクリック
④「オンラインで閲覧」と「ダウンロード」で消費期限を確認することができます。
「オンラインで閲覧」で消費期限を確認する場合は「出品者SKU」または「FNSKU」を入力します。
⑤表示させたい「レポート期間」を選択します。
※「過去365日」を選択すると確認しやすいです。
「出品者SKU」と「FNSKU」を空白にした場合は、レポートを作成するとFBAに納品した要期限管理商品の消費期限が一覧で表示されます。
⑥「ダウンロード」で消費期限を確認する場合は表示させたい「レポート期間」を選択
「.csv形式」または「.txt形式」どちらかを選択できますので、ダウンロードしたい形式方を選択
⑦ダウンロード後、レポートのステータスが「ダウンロード」に切り替わるとダウンロードができます。
「賞味/消費期限在庫レポート」では、納品先のFBA倉庫も確認することができます。
商品管理をするにあたって、消費期限を一覧で確認できるのは安心かつ便利ですよね。
是非こちらの手順を参考にFBAへ納品した商品の消費期限を確認してみてください。
要期限管理商品の消費期限が近付いた場合
FBAへ納品した要期限管理商品は消費期限が45日、または15日以下となった商品は「販売不可在庫の返送/所有権の放棄」として計上され、「返送」または「廃棄」を選択できます。
「販売不可在庫の返送/所有権の放棄」に計上された商品の確認方法は、在庫タブの「在庫管理」画面の画面から確認できます。
ここからは、消費期限が45日以下になった商品の「返送」または「廃棄」の手続きの手順をご説明します!
販売不可在庫の返送/所有権の放棄手順
①セラーセントラルへログイン
②在庫タブの「在庫管理画面」をクリック
③「販売不可在庫の返送/所有権の放棄」をクリック
④該当する商品の「販売不可在庫の返送/所有権の放棄依頼を作成」をクリック
ここからは、商品を返送する場合と、廃棄する場合によって操作方法が異なりますので、順を追って解説していきます。
商品を【返送する場合】
⑤「返送/所有権の放棄依頼の作成」画面上の「返送または所有権の放棄方法を選択」にて、「配送先住所」を選択
返送商品が届く住所について、指定があれば配送先住所の「変更」から任意の住所を入力します。
⑥「返送/所有権の放棄対象の販売可能な数量」の欄に、返送したい商品の数量を入力し、確認ボタンを押す
⑦最終確認の画面が表示されるので、内容に誤りが無ければ「確定」を押して終了となります。
※返送/所有権の放棄の方法欄が「配送先住所」となっていることを確認
商品を【廃棄する場合】
⑤「返送/所有権の放棄依頼の作成」画面上の「返送または所有権の放棄方法を選択」にて、「廃棄」を選択
⑥「返送/所有権の放棄対象の販売可能な数量」の欄に、廃棄したい商品の数量を入力し、確認ボタンを押す
⑦最終確認の画面が表示されるので、内容に誤りが無ければ「確定」を押して終了となります。
※返送/所有権の放棄の方法欄が「廃棄」となっていることを確認
※注意※
返送/廃棄どちらを選択しても手数料が発生します。
手数料は下図の通りです。
なお、返送/廃棄を依頼した商品は、フルフィルメントセンターから発送されるまでに通常10~14営業日を要します。
ホリデーシーズン(プライムウィーク、10月、11月、12月)は最大で30日かかると記載されていますが、実際は返送されるまでより日数がかかることがありますので、ご注意ください。
返送/廃棄が完了するまでは気長に待ちましょう。
まとめ
今回は要期限管理商品のFBA納品について解説いたしましたが、いかがでしたでしょうか。
下記2つの条件をクリアすれば、FBA納品が可能であるとお分かりになられたと思います。
①FBA倉庫到着時に消費期限まで60日以上の期間が残っている事
②法令に沿った賞味・消費期限の印字が外から見える場所にある事
適切に対応することで、販売チャンスに繋げられることができますので、是非活用してみてください!
最後までお読みいただきありがとうございました。
今後もAmazon出品者の皆さまにプラスとなる情報を発信して参ります!
アグザルファブログが皆様の参考になれば幸いです。
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