【便利機能】Amazon出品で在庫切れの心配なし!「在庫補充通知」の設定方法を解説
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Amazonで商品を出品していると、せっかくの売上機会を逃してしまう「在庫切れ」。この「在庫切れ」の問題に悩まされているセラーの方も多いのではないでしょうか。
特に人気商品や季節商品では、在庫を適切に管理することが売上に直結することも。
この記事では、Amazon出品で在庫切れのリスクが格段に軽減できる機能「在庫補充通知」の概要と設定手順、在庫切れで損失を招かないための対策について解説します。
目次
なぜ在庫切れが起こるのか?
在庫切れの原因は様々ですが、主なものとしては以下が挙げられます。
・需要予測の誤り
商品の人気や季節変動を正確に予測できなかった場合、需要が急増しても対応できず在庫切れが発生します。・仕入れの遅延
サプライヤーの都合や物流の遅延により、商品が間に合わないことがあります。・FBA倉庫への入庫遅延
FBAを利用している場合、商品がFBA倉庫に到着するまでに時間がかかり、販売開始が遅れることがあります。
在庫切れは誰にでも起こりえることなので、今は大丈夫だとしても楽観視せずに適宜在庫数の確認や設定を見直す運用をしていきましょう。
弊社の経験上、在庫切れを起こしている出品者様に総じて言えることは、在庫が切れるギリギリになってから補充作業に動き出していることです。
そもそもAmazon出品において「在庫切れが発生するとどのような影響があるのか」、理解できていない方もいらっしゃるかと思います。
次項では ” 在庫切れがもたらす損失 “について解説してまいります。
在庫切れがもたらす損失
在庫切れ=販売ができない状態になるので、Amazon出品では以下のような3つの損失が生じます。
1)売上機会の損失
需要があるにも関わらず、商品を販売できないため、売上を逃してしまいます。2)顧客満足度の低下
頻繁に在庫切れを起こしている商品の場合、顧客が求めているタイミングで商品を購入できないため、顧客満足度が低下し、継続しての(リピート)購入に繋がらない可能性が高まります。
定期おトク便に登録している商品の場合は、特に顧客満足度が低下する恐れがあります。3)検索ランキング、表示順位(SEO)の低下
在庫切れが続くとAmazonの検索ランキングが低下し、商品の露出が減ってしまいます。
特にSEOは低下すると簡単には上がらない(戻らない)ため、在庫切れには注意して十分な対策をしましょう。
在庫切れは、在庫が無い「今だけ」ではなく「今後の売上」にも大きな影響を与えるので、可能な限り在庫を切らさない運用をすることが大切です。
在庫切れの影響については下記の記事でも解説しておりますので、是非ご一読ください。⬇︎
とはいうものの、頻繁にセラーセントラルの在庫管理画面から在庫状況を逐一確認することはかなりの作業負荷になり、時間の余裕がない方がほとんどかと思います。
そこでオススメしたい機能が今回のテーマである「在庫補充通知機能」です。
「在庫補充通知」とはどんな機能?
FBAに納品している在庫数が、設定した「しきい値(商品点数または過去30日間の販売実績に基づく在庫完売までの週数)」に達した場合に、登録済みのEメールアドレスへ ” 通知 ” を送ることができる機能です。
この機能を活用することで、セラーセントラルにログインをしなくても在庫切れになりそうな商品の把握が事前にできるため、在庫切れのリスクが格段に軽減されます。
設定は「商品ごと」または「複数の商品をまとめて」設定可能です。
「在庫補充通知」の設定手順
セラーセントラルのページ上部にある「≡」(ハンバーガーメニュー)から在庫タブをクリックして、「全在庫の管理」をクリックします。
商品の右側にある「…」をクリックし、「補充通知を設定する」選択します。
在庫補充通知を設定するページで、「Eメール通知をいつ受け取りますか?」にしきい値となる数を入力します。
なお、しきい値の選択肢は2項目あります。
①販売可能な数量がしきい値に達した場合(点数)
→ 補充をお知らせするときの残りの「在庫数」を入力
例)残り在庫が 10 個になった時点で補充通知を受け取りたい場合には、しきい値に「10」を入力する
②在庫完売までの週数がしきい値に達した場合(週数)
→ 販売実績に基づく在庫完売までの「週数」を入力
例)Amazonシステムのデータ予測に基づいて「あと2週間で売り切れる」というタイミングで補充通知を受け取りたい場合には、しきい値に「2」を入力。
なお、“1週間でおよそ何個売れるか”というデータ予測の結果はテーブル中央付近に表示されますのでご参考の上、設定してください。
上記から選択して、セルに数値を入力してください。
最後に必ず「保存」を忘れずに!
設定が完了すると在庫管理画面の「在庫」の項目にベルマークが表示されます。
設定されているASINのベルは「金色」となり、設定したしきい値に達したASINは「赤色」に変わるので判別しやすいですね。
なお、複数のASINを一括で選択する場合には、下記の手順で設定可能です。
各ASINの左側に表示されているチェックボックスにチェック>画面下に表示されるポップアップから「グループアクションを選択」>「在庫補充通知を設定する」を選択
対象はFBA商品のみであり、自社出荷商品にチェックを入れてしまうと「在庫補充通知を設定する」の項目が出てきませんのでご注意ください。
これで先ほどと同じ画面に遷移し、各商品ごとにしきい値を決めるか「すべてに通知を適用」で同じ設定をして「保存」となります。
手順は以上となります。
そこまで難しくないので修正も簡単にできますね!
設定の注意点
特定の商品について在庫補充通知数を選択する際は、下記の2点を考慮する必要があります。
・平均販売数
・Amazonフルフィルメントセンターへの在庫の補充にかかる時間
例えば、発注してからAmazonフルフィルメントセンターに納品するのに2週間かかる場合、1週間で平均100点販売している商品であれば、補充通知数は少なくとも「300」に設定することをお勧めします。
仮に補充通知数を「100」とした場合、在庫切れの状態が1週間ほど発生してしまう計算になります。
週に100点売れている商品が1週間も販売できないとなると売上の損失も大きくなりますので、設定する在庫数の計算には注意が必要です。
※納品数を500個と仮定して上図は作成しております。
そのため、設定する際には「1週間でどれくらい売れているのか」「出荷から納品まで何日かかるのか」をよく確認した上で、少し余裕を持たせた設定をおすすめいたします。
なお、自社の工場で製造していない商品を扱っていて、メーカーから商品を受注して販売されている場合は、メーカーへ発注する時間も考慮して在庫補充通知のタイミングを設定するようにしましょう。
在庫切れを防ぐための対策
在庫補充通知を設定する以外にも在庫切れを防ぐためには、以下のような対策が有効です。
・需要予測の精度向上
過去の販売データやトレンド分析などを活用し、需要を正確に予測しましょう。
安全在庫の確保も効果的です。不測の事態に備えて、一定量の安全在庫を確保しておくことが重要です。・仕入先の多角化
一つの仕入先に頼らず、複数の仕入先を持つことで、リスクを分散できます。・FBA入庫の計画的な実行
FBA倉庫への入庫を計画的に行い、販売開始時期を調整しましょう。・在庫管理システムの導入
複数の販売チャネルで商品を販売している場合は、在庫管理システムを導入することで、リアルタイムな在庫状況を把握し、在庫切れを防ぐことができます。
いずれにしましても在庫をすべて完全に把握することは難しいため、出品者がしっかりと予測を立てて納品の計画を練る必要があります。
FBAを利用している場合は「在庫補充通知」の機能を有効活用して、効率的にAmazonで売上を上げていける運用をしていきましょう!
まとめ
- 在庫切れは誰にでも起こりえる
- 在庫切れは「今後の売上」にも大きな影響を与える
- 「在庫補充通知」を設定することで在庫が切れる前にアクション出来る
- 通知の設定はFBA商品のみ可能
- 在庫切れを防ぐためにも納品は計画的に
在庫切れは、Amazonセラーにとって大きな損失につながる可能性があります。
在庫切れを防ぐためには、需要予測の精度向上、安全在庫の確保、仕入先の多角化など、様々な対策を講じる必要があります。
また、FBAを利用する際には、FBA在庫管理ツールを活用したり、FBA納品計画を策定したりするなど適切な対策を行うことが重要です。
この記事が、Amazonでの出品で成功したいと考えているセラーの方々の一助となれば幸いです。
アグザルファでは、セラーだけでなくベンダーの出品者向けサポートも豊富な経験がありますので、お困りごとがありましたら、まずはお気軽にAmazon専門コンサル・運用代行のアグザルファまでご相談ください!
最後までお読みいただきありがとうございました
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