【基礎知識】Amazonのカタログ編集が反映されない?商品情報・画像更新の実践ガイド
こんにちは!
国内初のAmazon専門コンサル・運用代行サービスを展開しているアグザルファです!
アグザルファブログではAmazon専門コンサルタントがAmazon出品に役立つ情報をお届けしています。
新着記事のお知らせはXやYoutube「あぐちゃんねる」の投稿で発信中です!
さて、今回のテーマは 「カタログ編集・画像更新がうまくいかないときのトラブルシューティング」 についてです。
「商品情報を変更したのに反映されない・・・」
「編集したい項目が見つからない・・・」
「画像を更新したのに新しいものが表示されない・・・」
このようなトラブルに悩んだことはありませんか?
Amazonでは、出品者が入力した情報がそのままページに反映されるとは限らず、さまざまなルールや審査の仕組みが関係しています。
本記事では、カタログ編集にまつわるよくあるトラブルと、Amazon専門コンサルタントが実際に行っている解決策を具体的に解説しますので、ぜひ参考にしてください!
目次
カタログページ掲載の基本的な考え方(初心者向け)
トラブルシューティングに進む前に、まずは基本的なルールや流れを確認しましょう!
Amazonは1つの商品に対して、販売したい出品者がそのカタログ(商品ページ)にて販売していく仕組みとなります。
そのため、店舗ごとに商品ページが存在する楽天市場やYahoo!ショッピングとは異なり、将来的に出品する可能性のある出品者を含めたすべての出品者が共通して販売できるようなカタログ(商品ページ)である必要があります。
そのため、原則としてAmazonがカタログ(商品ページ)を管理する仕組みを取っております。
<Amazonのカタログページ掲載ルール>
- 商品ページに掲載される情報を最終的に決定するのは Amazon
- 出品者からは掲載内容の変更をリクエストできる
- ブランド登録済みの出品者は、他の出品者より承認されやすい
- 他社ブランドでもリクエストは可能だが、承認されにくい
<Amazonの商品情報登録~掲載までの流れ>
(1)出品者が登録情報を入力・送信
(2)Amazonが精査を行う(24時間~96時間程度)
(3)Amazonが最も適切と判断したものが掲載される
(4)掲載後もAmazonは不定期に精査を行い、情報の削除や追記が行われる
トラブルシューティング事前確認
トラブルシューティングに進む前に、まずは以下の基本事項を確認しましょう。
〇確認1)編集後、24時間以上経過していますか?
Amazonの審査やシステムの遅延により、反映に 24時間以上かかる ことがあります。
まだ時間が経過していない場合は、しばらく待ちましょう。
〇確認2)入力した情報自体はセラーセントラルに正常に入力されていますか?
在庫ファイルのエラーやシステムの不具合により、入力が正しく保存されていない可能性があります。
セラーセントラルの「入力した情報」欄に、登録した内容が正しく反映されているかを必ず確認しましょう。
〇確認3)編集しようとしているのは他社ブランドの商品ではありませんか?
他社ブランドの商品は編集権限が制限されており、リクエストが却下される可能性が高いです。
自社ブランドであれば、Amazonブランド登録を行うことで、編集権限を強化できます。
*ブランド登録の手順は以下ブログもご参照ください。⬇︎
トラブルシューティング(1)「商品名が反映しない」
ここからは、前述の3つの事前確認を踏まえた上で、在庫ファイルや出品情報の編集でも反映しない場合に試したい更新方法を順に解説いたします。
概要
在庫ファイルや出品情報の編集に加えて、「セルフサービスツール」を活用する方法があります。
Amazonは更新方法によって反映のされ方が異なるため、このツールを使うことで、変更が反映される場合もあります。
ページ反映がとても早い場合があるため、急ぎで更新したいときにはぜひお試しください!
解決・操作方法
(1)セラーセントラルのサポートページへアクセス
https://sellercentral.amazon.co.jp/help/center
(2)「商品名、商品説明、商品仕様の更新」を選択し、商品名をクリック
(3)ASIN、更新したい商品名を入力して次へをクリック
(4)変更リクエスト成功
「リクエストされた〇〇の更新内容が変更されました。」と表示されたら、また24時間ほど様子を見て、反映されているかご確認ください。
(5)変更リクエスト失敗
セルフサービスツールで変更できない場合は「アソシエイトに連絡する」や「いいえ、ケースを作成します」を選択し、テクニカルサポートへ依頼をする流れになります。
※注意※
テクニカルサポートに商品名の変更を依頼する場合においても、すべての変更が承認されるわけではなく、あくまでも“ポリシーに則った商品名”であることが前提となります。
不適切な商品名であると認められた場合は、変更は承認されませんのでご注意ください。
トラブルシューティング(2)「編集したいのに入力できる場所がない」
商品ページに表示されている項目を編集したい、競合商品のページには表示されている項目が自社商品では入力できないなど、在庫ファイルや詳細の編集で見当たらない項目を更新するケースについてです。
概要
通常の商品タイプ別在庫ファイルではなく、項目数が多い大カテゴリー向けの在庫ファイルをダウンロードします。そちらを用いて、通常では見当たらない項目をアップロードすることが可能になります。
※大口出品者限定
解決方法
(1)以下ヘルプページより、「カテゴリー別在庫ファイルテンプレート」をダウンロードいたします。
大カテゴリでダウンロードしているため、通常の在庫ファイル(商品タイプ別)と異なり項目数が非常に多い在庫ファイルとなります。
「カテゴリー別在庫ファイルテンプレート」ダウンロードページ:
https://sellercentral.amazon.co.jp/help/hub/reference/1641
(2)変更・修正したい項目名を探します。
項目名は、商品ページと在庫ファイルで異なる場合がありますので、探すのは少々困難です。
見つからない場合は、似たような意味の言葉を探すか、テクニカルサポートに問い合わせがおすすめです。
(3)在庫ファイルに入力したい内容を入力します。
▼入力が必要な項目
・SKU
・アップデート(partialupdate)
・入力したい項目
※注意※
[partialupdate]の入力が漏れている場合、UPDATE(フルアップデート)と認識され、すべての項目が更新されてしまいます。
空欄の項目は元々入力していた情報が空欄で上書きされ、情報が消えてしまうため、ご注意ください。
また、入力が必要な項目は最低限のものであり、入力する項目によってはその他にも必要となる項目が発生する可能性があるためそちらについてもご注意ください。
(4)在庫ファイルをアップロードしたら24時間以上待ち、商品ページにて反映を確認します。
→ 変更できなかった場合には、前項同様にテクニカルサポートに依頼してみましょう。
在庫ファイルのアップロードでエラーが生じた場合には下記のブログをご参考ください。⬇︎
トラブルシューティング(3)「メイン・サブ画像が反映しない」
「画像を更新したのに反映されない」「勝手に順番が変わった」などのトラブルが発生した際の解決方法を解説します。
概要
まずはアップロードした画像が自動判定で却下されていないかを確認します。
その後は画像サイズ要件やアップロード方法の工夫を行うことで、解決するケースが多いです。
前提
画像の更新も順番の入れ替えも、Amazonのシステムにとっては「画像の上書き」扱いです。
そのため、確認するポイントはどちらも全く同じです!
解決方法
(1)Amazonは同じ画像の再アップロードを受け付けない
該当ASINに過去アップロードしたことのある画像は、Amazonが反映の判断をする前に、自動的に却下される仕様があります。
この場合、デザインではなく同じデータかで自動判断をしているため、対策は「画像サイズを1px拡大・縮小」をすることで解決いたします。
そのため、別データとして判断され、自動却下を免れることができます。
なお、同じ画像とみなされたかについては、セラーセントラルの以下ページより確認が可能です。
https://sellercentral.amazon.co.jp/imaging/upload/status
▼同じ画像とみなされ、自動却下となったパターン
▼自動判断をクリアして、アップロードに成功したパターン
自動判断をクリアした後に、ページへ反映するかの判断に入ります。
その判断により却下され反映に至らなかった場合は、②~④のパターンをお試しください。
画像が却下されたのかという確認は「画像のアップロード」という機能を使用しております。
画像のアップロードに関しては下記のブログをご参照ください。⬇︎
(2)サイズの小さい画像は低品質と判断され反映されにくい
画像サイズが小さすぎたり、古い画像より新しい画像の長辺が小さい場合、自動的に低品質と判断されて反映されないケースがあります。
Amazonでは長辺500~10,000pxの登録が可能ですが、最低でもズーム機能が使用できる1,000px以上で登録していただき、可能であれば、長辺を2,000px前後など、なるべく余裕をもった大きめサイズにて再アップロードがおすすめです。
(3)メイン・サブ画像は連動していることがある
メイン画像とサブ画像が連動しているASINがあり、例えばメイン画像のサイズがクリアできていない、白抜きではないなど要件を満たしていないことで、サブ画像さえ反映しないこともあるようです。
対策は下記2点を整えた状態で、同時にアップロードを行うことで改善する可能性があります。
・メイン画像とサブ画像の両方のサイズを見直す。
・メイン画像の要件を満たしているか見直す。
(4)アップロード方法を見直す
Amazonには複数の画像アップロード方法がございますが、最も反映しやすのは「画像のアップロード」というメニューから、画像ファイル名をリネームしてアップロードする方法です。
アップロード方法の詳細は以下ブログをご確認ください。⬇︎
(5)バリエーションの見直し(サイズのテーマを選んでいる場合)
Amazonの仕様上、商品のカテゴリーや選択しているバリエーションテーマによってサブ画像が統一されることがあります。
この場合、子ASINで画像の反映が正常にされた場合でも、商品ページ上は画像が反映しない場合がございます。
バリエーションを解体して、商品ページに画像の変更が反映した場合には、バリエーションがサブ画像に影響しておりますので、その場合にはバリエーションテーマの変更を検討していきましょう。
(6)ポリシー違反の画像としてAmazonに検知されている
Amazonのシステム上、ポリシー違反と認められる画像や過去にポリシー違反として削除された画像は再度登録できない仕様となります。
ポリシー違反として認識された画像や画像内の文言を修正することで、登録ができる可能性もございます。
どうしても解決しない!そんなときに使える対処方法
今回のエラー原因は一見して分からないことが多く、通常の方法では解決できないケース も多々あります。
最後に「何をやっても反映されない・・・」というときに試せる対処法 をレベル別にご紹介します!
初心者向け
セラーセントラルの更新が滞っている場合
「出品情報の編集」から、商品説明文の末尾にスペースを入れて保存します。
これにより、内部エラーで更新が止まっていた場合、更新が促されて反映されることがあります。
上級者向け
上級者向けの方法は、エラーが解消される可能性は高いものの、操作ミスによって大きなトラブルにつながる可能性があるため、必ずリスクを理解したうえで、自己責任で実施してください。
子ASINのSKU削除 → 24時間経過後に再登録
<活用シーン>
・子ASINのSKUに内部エラーが発生し、正常に反映されない場合
・在庫ファイルやセラーセントラルの編集では修正できない場合
<操作方法>
(1)該当の子ASINのSKUを削除(セラーセントラルから削除)
(2)24時間経過後に、同じ内容で再登録 する
<注意点>
出品情報がすべて消えてしまうため、事前にバックアップを取ることが必須。
一時的に販売できなくなるため、影響の少ない時期を推奨。
在庫ファイルのupdate(全項目上書き)機能を使用する
<活用シーン>
・partialupdate(部分更新)では反映されない場合
・入力済みの項目を空白に戻したい場合
<操作方法>
(1)在庫ファイルに商品ページに必要な情報を全て入力
(2)「update(全項目上書き)」を使用してアップロード
<注意点>
空白の項目もすべて上書きされるため、必要な情報は全て記入しておくこと。
操作に時間と手間がかかるため、他に手段がない場合にのみ推奨。
親ASIN作り直し(バリエーション登録済みの商品の場合)
<活用シーン>
・サイズカラーなどバリエーション関連の情報にエラーが発生している場合
・ブランド名にエラーが発生している場合
<操作方法>
(1)親ASINを削除
(2)新しいSKUで、新しい親ASINを作成し、子ASINを紐付け直す
<注意点>
トラブルの事例は多くないですが、下記の点には注意が必要です。
- レビューに合算がされなくなるなどイレギュラーなトラブルが生じる可能性もございます。
→ レビューが合算されない場合には、テクニカルサポートへ合算の依頼をすることで解消する場合がございます。 - 上記のトラブルの結果、ランキングやSEOへ影響を与える可能性もございます。
まとめ
今回の記事では、Amazonのカタログ編集や画像更新に関するトラブルシューティング について解説しました。
重要なポイントを振り返りましょう。
- Amazonのカタログページ掲載ルール を理解することが重要
- 入力=反映ではない ため、反映状況をしっかり確認
- 「商品名が反映しない」場合はセルフサービスツールを使用することも可能
- 「編集したいのに入力欄がない」場合は「カテゴリー別在庫ファイルテンプレート」を活用
- 「メイン・サブ画像が反映しない」場合はサイズ要件やアップロード方法が重要
- 「どうしても解決しない」場合は上級者向けの対処方法もあるがリスクに注意
カタログ編集や画像更新が思い通りにいかないと、販売機会を逃してしまう可能性があります。
今回のトラブルシューティングを活用して、スムーズな商品管理と売上向上 に役立てていただければ幸いです!
商品ページに情報が反映しない問題についてお悩みでしたら、まずはお気軽にAmazon専門コンサル・運用代行のアグザルファまでご相談ください!
最後までお読みいただきありがとうございました
今後もアグザルファブログでは、Amazon出品者の皆さまに役立つ情報を発信して参ります!
ぜひ日々のAmazon出品にお役立てください。
/
まずはお気軽にご相談ください!無料コンサル実施中
\
Amazon専門コンサル・運用代行サービスについて詳しくはコチラ⬇︎
┃Amazon出品者必見!【2024年版】Amazon年間イベントカレンダー
「Amazon年間イベントカレンダー」は、Amazonに出品をしている方もしくはAmazonへ出品を検討されている方であれば、ぜひ知っておきたいAmazonのセール開催時期・季節特集、お役立ち情報が把握できるカレンダーです。
一般行事・イベント、注目キーワード、国内・国際イベントも参考情報として掲載しています。
Amazon出品における売上最大化に向けて、商品の販売計画、販促イベントの企画、広告運用計画、在庫調整、予算策定といった年間の販促計画にお役立てください!
Amazon年間イベントカレンダーのダウンロードはコチラ⬇︎
┃公式YouTubeチャンネル 「あぐちゃんねる」
┃メディア掲載情報
■日々変化するAmazon出品への対応力! 圧倒的知見と経験に裏付けされたアグザルファの実力(2023年10月3日公開「ECのミカタ」)
https://ecnomikata.com/original_news/40277/
■Amazonでの“勝ち方”を知るアグザルファが最短距離”で売上を最大化(2023年4月6日公開「ECのミカタ」)
https://ecnomikata.com/original_news/38560/
■「個の力の最大化」をミッションに。 日本初のAmazon専門コンサルが提供する+αの価値(2022年9月30日公開「ECのミカタ」)
https://ecnomikata.com/original_news/36126/
#Amazonコンサル #Amazon運用代行 #アグザルファ #Amazonカタログ編集 #商品情報 #商品画像更新 #トラブルシューティング