【基礎知識】Amazon「全在庫の管理」各機能をまとめて解説!

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Amazon出品者の皆様が日ごろより目にする「全在庫の管理」。

2024年に入ってから順次新しい画面に切り替わり、旧「全在庫の管理」ページは2024年8月下旬以降廃止となりました。

既に新しい画面での運用に慣れてきた方もいれば、新しく追加された項目には未だ触れていない方、Amazonに進出したばかりで管理画面で何が見れるのか知らない方もいらっしゃることでしょう。

そこで今回の記事では、「在庫管理画面」の各項目について解説いたします。

各機能についておさらいしたい方、新しくAmazonに出品する方は必見の内容です!

「全在庫の管理」とは?

「全在庫の管理」とは、Amazonに出品中の商品を対象に様々な情報をSKU単位で一覧化している管理画面です。
ASINやSKUなどの管理情報、在庫数、販売価格などが確認可能で、出品情報の編集も行うことができます。

確認方法は簡単です。
セラーセントラル内の左上にあるハンバーガーボタン「メニュー」>「在庫」>「全在庫の管理」の順にクリックしていくことで「全在庫の管理」に辿り着きます。

閲覧手順

「全在庫の管理」の中身

「全在庫の管理」の中身は大きく4つの構成となっています。

①「出品ツール」と「FBA管理ツール」
②「バリエーションを追加」と「商品登録」
③検索機能とフィルタリング
④登録商品一覧

順番に解説をしていきます。

①「出品ツール」と「FBA管理ツール」

●出品ツール

現在商品登録をしているASINの中で、各ステータス毎にフィルタリングが行えます。
(一部は別のページに遷移します)

■「検索対象外および停止中の出品情報
「商品情報の修正」画面に遷移し、出品ステータスが検索対象外もしくは停止中となっているASINの一覧を確認することができます。

商品情報の修正」のページでは、停止理由も記載されているため、出品再開させるために必要なアクションが一目で判別できます。

※画像の例では赤枠FBAの在庫補充が必要青枠自社出荷で販売可能な数量の入力が必要と示されています。

■「出品商品情報の改善
Amazonが商品情報の補完を推奨するASINをフィルタリングできます。

推奨される情報は購入者がカテゴリの商品を購入する際に検討される情報だと考えられています。
通常の商品情報の編集ページは入力項目が膨大となり、作業量が多くなるので、まずはこのAmazonの推奨項目を確認して商品情報のブラッシュアップを実践してみましょう。

■「出品商品情報の一括改善
「出品商品情報の改善」で情報の追加を推奨されている項目の一覧をExcel形式のレポートでダウンロードしたり、情報を追加するために作成したファイルのアップロードを行うことができます。

一括変更※実際は別の画面で開きます。

●FBA在庫ツール

FBAに関する様々な機能にアクセスできる項目です。

  • FBAダッシュボード…売り上げ、注文数、手数料、在庫パフォーマンス指標、在庫保管手数などFBA出荷商品の全般的な概要を確認できます。
  • FBA在庫…出荷元がFBAとなっているSKU単位の各種ステータスを確認できます。
  • 納品…過去に作成された納品プランの納品状況を確認できます。
  • FBAご利用推奨商品…AmazonがFBAを推奨する商品が表示されます。FBAを推奨する理由としては「高い需要」「低い競合性」「お届け予定日」を基準に表示されます。
  • FBAデータ分析…簡易的な売り上げ実績一覧。現状は日次や年間、SKU単位の売上をおおまかに把握できる機能となっています。

②「バリエーションを追加」と「商品登録」

ここでは既存の登録商品のバリエーション作成と新規商品登録が行えます。

なお、アグザルファでは在庫ファイルでの商品登録を推奨しています。

在庫ファイルによる商品登録についての詳しい内容は弊社Youtubeチャンネル「あぐちゃんねる」でもご紹介していますのでチェックしてみてください。(本動画00:12:27~)⬇︎

③検索機能とフィルタリング

ここでは検索キーワードによる検索、出品ステータスや出荷元による絞り込み検索が行えます。

また、「すべてのフィルター」では一覧の列項目毎でフィルタリングを行い条件に合うASINを絞り込めます。

「設定」では一覧の表示方法と表示項目の編集を行えますので、よく参照する項目や不要な項目を編集することでより「全在庫の管理」画面をご自身でカスタマイズして見やすくすることが可能です。

④登録商品一覧

ここが主に商品管理で使用する登録された商品の一覧です。

これまでに登録された商品とその商品の価格や出荷形態など、販売に関する情報が一覧となって表示されます。

各項目の詳しい内容については次の項以降で解説していきます。

「登録商品一覧」の概要

商品登録にて登録が完了すると以下のように一覧上に表示されます。

初めての商品登録や価格の変更を行った際は必ずこの一覧と実際の商品ページ上で反映されているかチェックしましょう。

「登録商品一覧」の各項目について

各項目については以下のように縦列ごとに情報の属性が掲載されています。

①出品ステータス

登録商品のステータスが表示されます。ステータスの主な種類は以下の通りです。

  • 出品中
  • 停止中
  • 停止中(在庫切れ)
  • 検索対象外
  • 停止中

また、出品ステータスの下部には日付が2段に分かれて表示されています。

上段が該当SKUの最終更新日、下段がSKUの作成日となります。

②商品の詳細(画像、商品名、ASIN、SKU)

登録した商品のメイン画像、商品名、ASIN、SKU、FNSKU(FBAのみ)が表示されます。
バリエーション商品の場合は親ASIN(Parent ASIN)と親SKUが表示されます。

商品名をクリックすることで該当商品のAmazon商品ページを確認することが可能です。
商品登録が完了したらここで実際に表示されている商品ページを確認してみましょう。

SKUをクリックすることでSKU単位での販売実績やFBAへの納品状況を確認できます。

尚、バリエーション商品は赤枠の親SKUの「バリエーション」をクリックすると子SKUが展開されます。
画像の例だと合計14個のバリエーションが展開されます。

③パフォーマンス(過去30日)

ここでは過去30日間(前日より起算)の商品パフォーマンスとして、販売数やページ閲覧数、カテゴリ内の売り上げランキングを確認できます。

例えばページ閲覧数が下がっていたら、商品ページや広告設定の見直しを検討してみましょう。

④在庫(出荷元および数量)

出荷元とその在庫数量、FBA納品に関するステータスが表示されます。

FBAに関する各ステータスの定義は以下の通りです。

  • 納品 ⇒ FBA納品プランに追加され、かつ受領されていない倉庫への発送中などの在庫の数量
  • 販売不可 ⇒ 販売不可在庫に計上されている在庫の数量
  • 入出荷作業中 ⇒ 「出荷待ち」や「FC処理中」「FC移管中」など

※「在庫あり」の横に表示される「FBM」は自社出荷(=Fulfilment By Merchandiser)を指します。

⑤価格と配送料(価格設定の詳細)

設定された各価格と付与されるポイントが表示されます。

出品価格の下限と上限については設定された下限と上限内の価格設定の時だけ出品できる機能となります。
下限以下、上限以上の価格設定を行った場合には自動的に出品停止にステータスが切り替わる仕組みのため、出品者側で誤った価格を設定した際の誤販売を防ぐことに役立ちます。

※セール設定をした際に、価格の下限で引っかかってしまい、出品停止になる事例も発生しています。セール設定をした際には価格の下限も一緒にチェックしてください!

なお、販売価格と出品価格の上下限は商品ページの編集や在庫ファイルを介さなくても、「登録商品一覧」からも編集が可能となっています。

以下の価格に関する項目は比較対照価格として総称されます。
比較対照価格は出品する際の価格や送料の設定を行う際に参考にしていただくものとなります。

  • おすすめ出品 ⇒ 商品詳細ページの上部に表示される出品商品の設定価格
  • 競争力のある価格 ⇒ Amazon以外の大手小売サイトと比較した、商品の最低価格
  • 最低価格 ⇒ Amazonにおける現在の最低価格

⑥見積もり額(販売された商品1点あたり)

ここでは各種手数料を確認できます。

「収益の計算」をクリックすることで、簡易的な料金シミュレーターが開きます。各商品の手数料内訳をパッと確認したい場合には便利な機能となります。

料金シミュレーターの使用方法などの詳しい解説は以下のリンクよりご確認くださいませ。⬇︎

【面倒な計算お任せ!】Amazon FBA「料金シミュレーター」を活用しよう!

補足機能

ここでは「全在庫の管理」で使用できる便利な機能について紹介します。

①各商品ごとの詳細アクション

管理画面右側にある「…」ボタンをクリックすると以下の様にSKU単位での詳細なアクションを行えます。
個別の設定や商品情報の編集を行う際には主にここから設定が可能です。

②グループアクション機能

管理画面上の左側のチェックボックスにチェックを入れることにより一括のアクションを行えます。
登録商品の一括削除や複数のSKUをまとめてFBA⇔自社出荷に変更できます。
出品点数が増えてきた際には便利な機能となります。

なお、選択されたSKUによって表示されるグループアクションが異なります。

下記画像の場合、FBAと自社出荷商品にチェックを入れているため、出荷形態の切り替えやFBA関連のグループアクションは表示されません。

まとめ

「全在庫の管理」の概要から各種項目について解説をさせていただきました。
最初は難しく感じてしまうかもしれませんが、項目や機能をしっかりと理解することで出品商品の管理がより最適化されていきます。

またAmazonは仕様変更が多いため、今回ご紹介させていただいた内容からアップデートされる場合もございます。
現在の仕様に慣れていれば変更点にもスムーズに対応できますので、出品済みの皆様は各機能から必要な設定を行いましょう。

一見すると表示される情報が多く、どの情報を重視するべきか迷ってしまう部分があるかと思います。

触って慣れることも重要ですが、もし取り返しのつかない設定になってしまったらどうしようとお悩みでしたら、まずはお気軽にAmazon専門コンサル・運用代行のアグザルファまでご相談ください!

最後までお読みいただきありがとうございました

今後もアグザルファブログでは、Amazon出品者の皆さまに役立つ情報を発信して参ります!
ぜひ日々のAmazon出品にお役立てください。


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