【新米セラー必見!】セッションを増やすための実践的な方法
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Amazon出品者にとって、セッション数を増やすことは売上向上に非常に重要な要素のひとつです。
特に出品者になったばかりの方にとっては競合との戦いを勝ち抜くために正しい施策をスタート時から講じることがとても重要になります。
「Amazonに出品したはいいけど、商品を見てもらえない(=セッション数が増えない)⋯」このようなお悩みの出品者の皆様向けに、本記事ではAmazon出品者が直面する課題のひとつ、セッション数を増やすための実践的なコツを解説いたします。
目次
Amazonにおけるセッションとは?
Amazonにおけるセッションとは、「Amazonに出品している特定の商品ページをどれだけの人が閲覧してくれたか」という人数を示す指標です。
つまり、セッション数が多いということは多くのユーザーに見られているということになります。
セッションとページビューの違い
近い意味の指標に「ページビュー」と呼ばれるものがありますが、セッションとは異なる意味を持っています。
それぞれの違いを見ていきましょう。
●セッション
1人の訪問者が一定期間中(24時間以内)に商品ページに訪れた回数を示します。
訪問者が特定の商品ページを閲覧した際に「1セッション」としてカウントされます。
なお、24時間以内に同じ人が何度も同じ商品ページを見ても、セッションは1回としてカウントされます。
例:ユーザーAが商品Aの商品ページを同じ日に3回閲覧した ⇒ セッションは1回
●ページビュー
商品ページが閲覧された回数を示します。
同じ人が同じ商品ページを何度も閲覧しても、その回数すべてがカウントされます。
例:ユーザーAが商品Aの商品ページを同じ日に3回閲覧した ⇒ ページビューは3回
セッションとページビューなど基礎的なビジネスレポートの用語解説はこちらの記事をご参考ください⬇︎
そもそも、課題が何かわからない…という方はこちらの記事をご参考ください⬇︎
セッション数の確認方法
セッション数は、Amazonのセラーセントラルのビジネスレポートで確認することができます。
セラーセントラルのメニューからレポート⇒ビジネスレポートを選択
ビジネスレポートの「売上・トラフィック」から全体のセッション数が確認ができます。
商品ごと(ASINごと)にセッション数は、「子商品別の詳細ページ 売上・トラフィック」から確認できます。
※親ASIN(バリエーション)ごとにセッション数を確認したい場合は「親商品別の詳細ページ 売上・トラフィック」からご確認いただけます。
※SKUごとに確認したい場合は「詳細ページ 売上・トラフィック」から確認ができますが、指定した期間に注文が1件もなかったSKUは表示されません。
セッションが少ない原因
セッションが少ないと売上に繋がりにくいということは理解されている方も多いことでしょう。では、セッションが少ないのはどういった原因が考えられるのでしょうか?
例として以下3点が挙げられます。
1.検索順位が低い
検索結果画面で上位にあるほどセッション数が多く、下位にあるほどセッション数は少なくなる傾向にございます。
Google検索でも同様の傾向がございますが、検索結果画面の1ページ目に表示されるか2ページ目に表示されるかで、インプレッション数・CTRともに変化がみられることが多いです。
※Amazonでは検索順位によるインプレッション数・CTRの具体的な数値の平均等は開示されておりません。
すなわち、セッション数を増やしていくには、そもそも商品ページが検索結果画面に出てくることが前提であり、検索順位を上げていく必要が出てまいります。
<検索順位が上がらない要因の一例>
- 検索キーワードや商品ページの箇条書きが最適化されておらず、検索結果の上位に表示されない。
- Amazon広告(スポンサープロダクトなど)を活用していない、または効果的に運用できていない。
- 同じカテゴリで競合する商品が多く、自社の商品が目立たない。
2.検索結果画面でクリックされにくい(=CTRが低い)
仮に上記の対策として、広告を強化し検索結果画面で商品が上位に表示されるようになったとします。
上位に表示されたからといって、ユーザーが商品を見てもクリックしてもらえるとは限りません。
前述の通り、セッション数とは商品ページへの訪問者数ですので、検索結果画面で商品ページをクリックしてもらわないとセッション数にはなりません。
検索結果画面上でいかにクリックしてもらいやすくしていくのかというところも重要になります。
(=CTRを高めるということになります。)
※実際のCTRはビジネスレポートでは取得ができないため、ブランド特典:ブランド分析の「検索カタログパフォーマンス」をご利用いただくか、広告のCTRを参考にして確認していきましょう!
<検索結果画面上でクリックされにくい要因の一例>
- 検索結果で表示される画像や商品名がユーザーの目に留まらない。
- 商品の特徴や価値を十分に伝えられていない。
- レビューが少ない、または評価が低い。
3.価格設定が競争力不足
検索結果画面上でクリックされない要因として商品ページの問題だけではなく、価格が問題になる場合もあります。
ユーザーは商品を探す前に欲しい商品に対しておおよその予算(想定している購入金額)を決めている場合もあります。
そこから外れすぎてしまっていると、商品ページ上の情報に不足がなかったとしても、商品ページすら見てもらえなくなってしまいます。
そこで、検索上位には出せているものの、セッションが少ないといった場合には価格が「市場価格」とあっているのかという観点で改めて考えてみていただくことも重要になります。
<価格が要因でセッションに至らない可能性が高い場合>
- 他の商品と比べて価格が高すぎる。
- 価値に見合わないと感じられる。
【実践】具体的なセッション増加施策
では、Amazon出品においてセッションを増加させるにはどうしたらよいか。
具体的な施策を3つのポイントにわけて解説します。
1「検索順位が低い」を解決する施策
まず、商品ページに訪れてもらうためには、そもそも検索結果に表示される必要があります。
そのためにはAmazon内での検索アルゴリズムを意識したSEO対策が重要です。
AmazonのSEO対策
AmazonのSEOに関係する項目は以下の通りといわれております。
検索順位の表示方法についてはAmazonから正式には発表されていないので、下記は一般的に言われていることとお考えください。
<商品ページの内容>
・商品名
・箇条書き
・検索用キーワード
<商品ページの内容以外>
・販売実績(キーワードごとに計測されていると言われています。)
・クリック数やCTR
など
その中で、今回は商品ページの内容について改善方法をお伝えしてまいります。
商品ページ内の改善
①商品名
商品名はユーザーが検索した際に表示される項目のため、セッションを増加させるためにも重要な項目です。
商品名には良く検索されるビッグワードを組み込むようにしましょう。
商品の特徴をユーザーに理解してもらうため、カラー、サイズ、特徴、用途、素材などを記載していくのも効果的です。
※商品とは関連のないキーワードの羅列などにおいては、ポリシーに準じていないと判断される可能性もございますので、その点はご注意ください。
例:【加湿器の場合】
加湿器 超音波式 ホワイト 6畳用 除菌 静音 寝室 コードレス 2024年製
また、PCのブラウザとスマホのブラウザでは表示される文字数に違いがあります。
商品名が長いと、後ろの方は表示されないため、ブラウザの設定にもよりますが、伝えたいキーワードが表示されているか、実際にPCとスマホで確認することをおすすめします。
商品名のガイドラインを確認したいという方は下記のURLからご確認ください。
https://sellercentral.amazon.co.jp/help/hub/reference/GYTR6SYGFA5E3EQC
②箇条書き
商品ページの箇条書きには、商品のメリットを具体的に記載しましょう。
箇条書きはAmazon内の検索対象となっています。
ユーザーが商品を検索する際に「不安」や「悩み」、商品の機能的特徴を検索キーワードとして入力することも多くありますので、検索されそうなキーワードの洗い出しを行い、キーワードを意識しながら箇条書きを作成していくと良いでしょう。
例:【加湿器の場合】
- 抗菌仕様で雑菌やカビの繁殖を防ぎます。
- マイナスイオンを搭載しており、空気をキレイに保ちます。
- 静音モードでおやすみ中も快適に使用できます。
- タンク、フィルターの取り外し&お手入れカンタン。
③検索用キーワード
検索用キーワードは商品名や箇条書きと同様に、Amazon内のSEO対策のなかで重要な項目のひとつです。
商品名の項で記載の通り、ビッグワード、カラー、サイズ、特徴、用途、素材など検索されやすいキーワードを意識して組み込むようにしましょう。
また、キーワードの長さは「500バイト未満」もしくは「250バイト未満」となっており、カテゴリーによってはルールが異なりますので注意しましょう。
キーワードについての詳細はこちらの記事をご参考ください⬇︎
なお、検索用キーワードは重要な要素ですが、Amazonでは最近になって徐々に影響力が弱くなっている傾向にあります。
商品カテゴリにもよりますが、検索用キーワードを設定していても、Amazonの内部的に反映されないことがあります。
今後、SEO対策としての優先順位は低くなる可能性があります。
Amazon広告を活用する
Amazon広告を利用できる場合は、積極的に活用していきましょう。
セッションを上げるために特に重視する指標は「インプレッション数」と「クリック数」です。
インプレッション数はユーザーの検索した結果一覧に表示された数です。
クリック数は文字通り、広告表示された商品をクリックして商品ページに訪問された数です。
インプレッションが多ければよく検索されるキーワードということとなり、低い場合はあまり検索されないキーワードということになります。
(検索需要が多いキーワードにもかかわらずインプレッションが発生していない場合は入札額が低すぎることが考えられます。)
また、インプレッション数に対してのクリック数の多少で、どのキーワードがユーザーにクリックされやすいかを判断することができます。
広告の為、コストがかかりますが、セッション数を伸ばしていく場合は非常に重要かつ有効的な施策といえます。
<ターゲティングするキーワードについて>
「売れるキーワード」と「売りたいキーワード」は別であることもあります。
それぞれどのように活用していくか確認してみましょう!
・「売れるキーワード」を探していく
「売れるキーワード」を探していく際には「オートターゲティング」を使用するのがおすすめです。
その理由は、上記でお伝えした通り、「売れるキーワード」と「売りたいキーワード」が別である可能性があるからです。
オートターゲティングでは、Amazonのシステム判断を基に商品が露出されていくので、出品者が想定していなかったキーワードでも露出してくれることもあり、幅広くカバーができる広告となります。
まずはオートターゲティングで広告運用を開始し、キーワードの傾向がわかってきたらマニュアルターゲティングでキーワードを指定していく流れがおすすめです。
・「売りたいキーワード」で露出していく
「売りたいキーワード」がある場合にはマニュアルターゲティングがおすすめです。
「AmazonのSEO対策」でも記載の通り、AmazonSEOでは各キーワードにおける販売実績が重要となります。
そのため、「売りたいキーワード」がある場合にはそのキーワードにおいてしっかりと露出してユーザーに見てもらうことが大切となります。
「売りたいキーワード」での露出には最初は広告の効率がついてこないことも多くありますが、商品とキーワードがしっかりとマッチしている場合には、中長期的には効率はついてきますので、最初は投資するステージとして考えていくことがおすすめです。
長期的に「売りたいキーワード」で露出しても効率が良くなってこない場合には商品とキーワードがマッチしていない可能性がありますので、露出するキーワードを変更するか、商品ページの見直しが必要になります。
投資をしつつも、効果が上がってきているのかという観点は忘れずに確認していきましょう。
Amazon広告についての詳細はこちらの記事をご参考ください⬇︎
【Amazon初心者向け】Amazon広告&DSP広告の4種類の特徴・目的を簡単解説!(スポンサープロダクト/スポンサーブランド/スポンサーディスプレイ/AmazonDSP)
2「画像が魅力的でない」を解決する施策
メイン画像は商品名と同様に検索結果で最初に表示されるため、ユーザーの目を引く極めて重要な役割を担っています。
メイン画像の良い例、NG例を以下に記しました。
これらを意識した画像を設定するようにしましょう。
<良い画像例>
- その商品が誰に向けたものなのか、ペルソナ(年齢、性別、職業、性格など)を意識した画像になっている。
- 商品全体が映っている。
- 機能やメリットがイメージできるような画像になっている。
- 高画質で汚れなどがない、きれいな画像になっている。
- 画像サイズの長辺が1600px以上になっている。
- 背景を純粋な白色にする
<NGの画像例>
- 誰に向けた商品なのかわからない。
- 商品全体が映っていない。
- 背景がある(純粋な白色背景でない)。
- ロゴやテキストが表示されている。
- カラーやサイズ違いの商品が一緒に写っている。
画像についての詳細はこちらの記事をご参考ください⬇︎
3「価格設定が競争力不足」を解決する施策
Amazonに出品するにあたり、商品の適正価格を見極めることは他社との競争に勝つためにも非常に重要です。
適正価格を設定する際に考慮すべきポイントを以下にまとめました。
競合商品の価格を調査する
まずは、同じカテゴリや類似商品の価格帯を把握することが基本となります。
競合他社の価格設定を基準に、商品価格を調整します。
- Amazonの検索結果をチェックし、上位表示されている商品や高評価商品の価格
- 他社の提供している付加価値が価格にどう影響しているか
購入者心理を意識する
価格はユーザーの心理に大きな影響を与えます。
ユーザーのがどのように価格を捉えるかを考慮することも重要です。
- 端数価格を設定する
きりの良い価格ではなく、一番大きい桁の数字を下げることにより、きりの良い価格にするよりもお買い得感を感じさせる効果がございます。
例:1000円⇒980円
2000円⇒1980円 - 競合商品よりも少し安い価格に設定する
同等の機能、性能の商品の他社商品より数十円安い価格にし、購入決定の後押しする。
価格を変更できない場合
出品者様のご状況によっては、商品の表示価格を変更できないケースがあります。
そのような場合には、ポイントを付与することでお得に見せる方法もあります。
詳細につきましては下記のブログ記事をご確認ください⬇︎
「ある一定期間であれば、価格を下げることができる」という出品者様であればクーポンの発行やセールへの参加などの販促施策を駆使して、競合価格に負けない売り方を取る方法もございます。
詳しい解説は下記のリンクにございます⬇︎
まとめ
今回はセッションを増加させる方法について解説してまいりました。
本記事のポイントをまとめますと、以下の通りです。
- そもそもセッションがないと、商品を購入してもらうことにつながらない。
- セッションが少ない原因を明確にする。
- Amazon内の検索アルゴリズムを意識したSEO対策を行う。
- 適正価格を見極め、設定する。
日々トレンドが移り変わることでAmazon内での検索されるキーワードも変化していきます。
まずは、より多くのユーザーに商品を見てもらうためにも、キーワードや広告、画像の見直しをご検討ください。
セッション数の向上についてお悩みでしたら、まずはお気軽にAmazon専門コンサル・運用代行のアグザルファまでご相談ください!
最後までお読みいただきありがとうございました
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